7月20日(土)、私たちの艇は江の島を離れ横浜ベイサイドマリーナに向いました。
来年のオリンピック、今年のプレオリンピック・ワールドカップが江の島で開催されるため海外から多くのレース艇・コーチボートが来訪しますが、円滑な運営のため在来艇はここを明け渡し、一旦ほかの場所に移動します。
来年のオリンピックについて、ちょっと思い入れがあります。
2年前に亡くなったJ-SAFレース委員長・川上 宏さんは私たち・会社ヨット部の仲間で、兵庫県連での活躍が認められJ-SAF委員長になりました。そして2020の準備にかかり、前回のリオ・オリンピックの視察、国内の準備に追われていた矢先、体調を崩して検査、そのまま入院して帰らぬ人となりました。享年60歳、彼自身も470級の強化選手でした。
元気であれば江の島でその力を発揮したであろう、と思うといまでも残念でなりません。
そういうオリンピックなので私たちは何でも率先して協力していこうという強い気持ちを持っています。
今年の初めに話が始まって、移動先と期間がやっと決まり、今回のベイサイド回航へとなりました。
ちょっと前置きが長くなりましたが。
前週までに艇の整備を終えて、20日(土)0915江の島を出港しました。
すでにプレオリンピック向けに臨時の桟橋を作っています。ここに200艇のコーチボートが停泊するらしい。
心配していた天候は、日差しはないものの風も落ちて回航日和です。
まずはエンジン2000~2200回転で城ヶ島を目指します。
出港後2時間ちょうどで三崎港クァンタムセールの前を通過しました。 前の岸壁には林60「鴎翔」が停泊中、何か整備をしている模様です。
剣崎を回りこんで金田湾、1時にあしか島通過、観音崎を左手に東京湾に入ります。
ここは右側にハミ出さないよう気をつけないと本船航路がすぐ近く、保安庁の船が見張っています。
そして午後3時ピッタリ、横浜ベイサイドマリーナに入港です。
係の人の誘導でイーストハウス前のゲストバースに係留しました。桟橋にはすでに我らの艇の名前が貼ってありました。気配りが行き届いていますね、こういう配慮はさすがです。
さっそく営業の方からマリーナの説明とともにセキュリティカードが手渡され、「マリーナライフを楽しんでください」と言われました。 イベントもたくさん企画されているようです。
いずれまた公営のマリーナに戻ることになるので、せいぜいここにいる間は楽しませてもらおうと思っています。