6月24日(土)~25日(日)、夢の島マリーナで6月講座が開かれました。
私の担当は「基本操船」で土曜日一日です。
今回の講習生はMさん、まもなく仕事を卒業、卒業したら自分の船を持って「島めぐり」をしたいとのこと。若いころにディンギーに乗っていたそうで、ずっと夢を抱いていたようです。
朝9時30分集合、簡単な意識あわせをしてから実技に入りました。
舫を外して出港する、入港して桟橋に係留する。舫の取り方、安全・安心できれいな係留、などを実際にやっていただきました。 特に「アフターバウスプリング」、「キック」を使って船尾を振る、「その場回頭」は狭いマリーナなどでは使う機会も多いので、繰り返しやっていただき、理解していただきました。
一とおり実習したあと、午前中は「機走」で沖に出ます。
コンパスを見ながらまっすぐ走る、風や波、天候の変化に気を配る。海図を見てコースを設定するなど、肌で感じることに重点を置きました。
マリーナに戻って昼食、午後からは帆走実習です。
「クローズホールド」「リーチング・アビーム・クォータ」「デッドラン」など注意する点、気配りすべき点などなど、5kt前後のスピードで練習にはピッタリのコンディションでした。
このヨット塾が始まって5年が経ちました。
この塾のよい点は、少人数で実践を中心に肌で感じていただくこと。 卒業された方々が伊豆諸島、四国、九州などへ実際にクルージングをしていてネットワークがあること。 長距離航海にも強い船を設計されている林さんのアドバイスが受けられること、などなど。 これから船を持ち、クルージングを計画されている方の強い味方でありたいと思っているところです。