おはようございます。9月4日土曜日です。広島は曇り、日差しは時々ありますが、厚い雲に覆われて、そこへ北風が吹き、気温があまり上昇してきません。過ごしやすくなっています。大気は不安定か。本日予定していた菜園の深堀耕作は、昨夜の雨で、土が少し多めの水分を含んでいるため、明日へ順延。このまま雨は降らず、明日になってくれと祈っています。
さて、今週の言い訳です。
今週の相場の動きは、特に月曜日から木曜日までは、何とも言えないうろうろした相場でした。下降値幅や上昇値幅の動きと、終始差の方向が一致しない不安定なものとなり、金曜日の動きを占うようなものになっていました。
結局、昨日出た米国雇用統計では、予想を下回るものとなり、ドル円相場の動きは下落。株価動向はNY市場では3市場で小幅まちまちとなっています。
金曜日までの報道で、「もし、雇用統計が悪い結果となれば、テーパリングの開始時期が後ずれする可能性が出てくる、そうなると、利上げ開始時期にも影響を与えるかもしれない。さらに、リスクオフの動きで円買いが生してくるかもしれない」などのものがありました。
結局、この考えのようになり、雇用統計結果が予想を大きめに下回るものとなり、ドル円相場は下落。
この時の下落では、下値は、109.620円まで来ています。
ここまで下押しした後、一時反発傾向も作りましたが、23時発表のISM非製造業景況指数を待つようになり、これが出ると、さらに下押しして、下値は、109.590円まで来ています。
下押しはここまでで、その後はドルの買い戻しが生じてきているようで、109.731円まで値を戻し、引け値は109.702円となっています。これは買い方が入り、値を戻したというよりも、売り方の買い戻しという決済に伴うものが多いのかもしれません。
下押しでは、8月31日安値109.585円に鉢合わせするような動きになっています。
目先的な動きでは、昨日の下押しで十分なのかもしれませんが、日足で見ると、まだ下ブレもあるというようなパターンになってきていると思われます。
来週月曜日の本邦の機関投資家は、昨日安値突きに来ることも想定されるかもしれません。
23時に出た、ISM非製造業景況指数(総合)では、先月データよりも悪かったものの、予想を上回るものとなっており、先に出ているISM製造業景況指数と併せて、大きな崩れはなかったと思われて、反発してきているのかもしれません。
ISM非製造業景況指数が先月を下回ったこととしては、やはり、コロナの感染拡大傾向で、飲食などのサービス業が影響を受けていると指摘されるようになっています。
こうなると、コロナ感染拡大に対する対策として、やはり、ワクチン接種がさらに進んでくるかどうか、米国の課題になって来たのかもしれません。かつて言われていた、2回目接種の進行が少し遅れ気味になってきた米国。接種率70%の壁が、今は60%に下がっているのかもしれないなどともいわれています。
米国では、国民の1/3弱の方が、ワクチン未接種のようです。この中には、接種を拒否の方も多くいるとか、今、コロナが感染拡大している地域は、南部地域で、ワクチン接種拒否の方が多い地域だといいます。政治的には、共和党支持派が多いところのようで、トランプ支持派の多いところかもしれません。
米国では、9月で、失業手当の追加支給分が全米でなくなります。これで、どの程度、労働者が職場へ復帰してくるかが、後々の経済指標に影響を与えるようになるかもしれません。
これについては、コロナ前まで労働参加率が戻ることはないだろうという見方が増加してきています。
国内政治を見ると、菅首相が自民党総裁選挙に出ないと表明したことで、株価は上昇に勢いが付き29000円台を回復してきました。株価は、「コツン」と来たかもしれません。出遅れ感のあった日本株が浮上していく契機になるかもしれません。
市場は、すでにこの選挙に出ると表明している岸田さんの「所得倍増計画」という言葉に反応したともいわれています。この方の評価は二分されているように思われます。
どなたが正式に立候補を表明してくるか、興味を持ってみていこうと思っています。
米国では9月27日までにインフラ投資法案を下院で審議可決するようです。これが正式に、議会を通過して成立したときに、再度、株価上昇ドル買戻しが生じてくるのではないかと推測しています。それまでに議会動向から、観測記事が出てきて、相場は少し早めに動き、上昇してくるかもしれません。
これからも、相場に影響を与えそうなテーマが多く出てきてきます。
9月21,22日にはFOMCが開催されます。ECBは9月9日、日銀会合は、9月21,22日に開催されます。
こう考えてくると、相場って複雑で、理解するのは難しそうですが、取引している本人としては、相場を難しく考えすぎではないかと思っています。
相場は、上がるか、下がるか、それとも、もみあいとなるか、の3種と思っています。あれこれ要素を考えすぎると、相場の理解がむつかしくなると思っています。相場の本流と枝葉末節、これらを分けて考えることが大切と考えています。
ファンダメンタル、あるいは、テクニカルで相場を判断していくのがひょっとすると一番簡単なのかもしれませんが、これもあれやこれやとチェックしていくと、理解を複雑にすると思われます。
自身が、これで判断するとしたものを用いて相場を考える、これが重要なことではないかと思っているところです。できるだけ、相場を単純に考えるために。市場自体は単純に動いていると考えるのは無理でしょうか。考え方を割り切って、単純に考えるようにしてみてはいかがでしょうか。
いずれ相場は上昇へ回帰してくると考えています。夏相場が終わる9月中下旬ころ、もう一度、底の確認に来て、その後は年末相場へと上昇していくというシナリオをメインにおいていますので、ロング保有が継続しています。
現状相場の動きについては、少し未消化のところがあります。少し時間をかけて考えてみたいと思います。
こうやってブログを書いているうちに、日差しが出てきました。少し外回りの用事を片付けようと思います。
今週も訪問いただきありがとうございました。良い週末をお過ごしください。合掌