おはようございます。9月3日金曜日です。広島は雨です。愛犬君との早朝散歩はお休みしています。本日はほぼ一日中雨が降るようで、夕方に合間ができるかどうか、という状況のようです。今日も雨雲レーダーを除きながらの一日になりそうです。本日の雨は小ぶりを期待していましたが、本格的な雨になっています。明日明後日と、また、菜園の耕作を行い、今度は底肥を混ぜ込んでいこうと思っているところですから、この作業を行うには、小雨で終わってほしいというのが本音です。この土作りをしっかり行わないと、良い作物はできないと思っています。何を植え付けるかを考えながらの取り組みになっています。
さて、相場です。昨夜のNY市場では、3市場とも株価は小幅上昇のようです。
利回り低下に反応したのでしょうか。債券の持ち高調整はまだ続いているようです。この中には新たな買い入れもあると思われます。
これからテーパリングがあり、そして、利上げが行われるようになると、債券自体の価格は上下する可能性がありそうです。
テーパリングが行われると、これまでFRBが買い上げていた部分が、市中へ出回ることになり、この争奪戦が起きても不思議ではありません。米国債はまだまだ安全資産として重要な位置を占めています。こうなると、価格は上昇し、利回りは低下傾向となってきます。しかし、テーパリングの次に、利上げが考えられますから、利回り上昇となってくると、今度は価格が低下傾向になってきます。
債券ディーラーは、今、今後の展開について、保守的な考えの中で種々検討し、持ち高調整を行ってきていると思われます。極論として、いずれ米国債は「紙くず」になるとまで言われるようになっています。
債券市場では、債券価格の上昇をもくろんで売買されています。これをリスクヘッジするために、いろいろなオプションをセットにしたり、と、取り組みは多岐にわたります。
債券ディーラーは、ジワリと軸足を変えてきているのかもしれません。
今夜は8月分雇用統計が出てきます。予想では前月よりも改善するとみられているようです。しかし、コロナ感染拡大で、雇用状況が影響を受けているかもしれないという危惧もあり、発表前の市場の動きは、極めて慎重なようです。
もし、予想通りにはならず下振れした場合、景気の回復はまだ遠いと判断され、株もドル円も売られる流れができてくるかもしれません。
しかし、これは目先の動きになると考えられ、テーパリング開始も、若干は後ろへずれてくるかもしれませんが、テーパリングへ向けた動きは着実の進んでくると思われます。そして利上げへという工程には、何ら変更はないと思われます。
これらを含んでの債券ディーラーの判断、取り組みになってくると思われます。
この予想を上回る良い結果となれば、FRBでの議論も進み、次回FOMCでのテーパリングを巡る議論も加速するかもしれません。
その場合でも、課題は、やはりコロナ感染拡大というリスクになります。
WHOでは、変異株をコロンビア由来のミュー株まで確認しているようです。アルファー株から数えて、12番目の変異株になるようです。これまで有名だったのはインド由来のデルタ株でしたが、最近ペルー由来のラムダ株が出ていました。
今回発見されたミュー株は、これまでのコロナワクチンでは対応できない変異株といわれています。続々出てくる変異株、そしてこれとの新たな戦い。これでは市場も不安になってくると思われます。何時になったらコロナの終息がやってくるのか、、、、。人類の戦いは続きます。人類の叡智を信じたいと思います。
従来から言われているように、コロナとの「付き合い」の中で、社会活動、経済活動がどのように実行できるか、今、これが試されているのかもしれません。
今夜、雇用統計が出てきます。そして来週10日金曜日は、MSQとなり、指数先物やオプションなどが一斉に決済されます。この時、9月物から12月物へと乗り換えが行われ、相場が先物主導で動くようになってきます。来週は要注意の時期となります。
米国MSQは17日金曜日です。これを巡り本邦と同じような市場の動きが出てきます。こちらも要注意時期となります。
年に4回ある時期です。注意深くするのは足り前の時期になります。プロのディーラーが動きます。一般大衆投資家は様子見するのが一番の時期と思われます。
このような時期の中にある本日の相場です。雇用統計発表まで、様子見が中心になる一日と思われます。
本日のシグナルは、「コスモス」は「売り」、「桜」も「売り」、「ひまわり」は「買い」となっています。
健太君の判定は、「買い」は、110.023円超、「売り」は、110.023円以下、「買い」は、109.882円以下の場合となっています。
FPVは、109.962円、R1は、110.083円、S1は、109.802円となっています。
本日のオプションNYカットは110.00円にあるようです。現在値は、109.941円付近。ストップロス売りが109.80円にあるようです。為替情報の上値は、111.50円、下値は、108.50円となっています。さて、今夜は、どちらへ振れてくるか、です。
まもなく東京タイム開始です。本日もよろしくお願いします。合掌
追伸 12時31分です。少し前に昼食を取っていたら、TV速報が流れ、「菅首相、総裁選に立候補しない」と出ました。マスコミはこの報道を昼前に流していますから、これを受けて、ドル円は乱高下したのかもしれません。下は、109.793円まで行き、その後すぐ反発して、110.073円まで伸びています。現在値は、110.008円付近。株価も急伸しています。日経平均は29000円台に乗ったようです。菅さんがいなくなるだけで、市場は評価したのか。
これで、俄然、自民党総裁選に興味が湧いてきた。地元の待望論としては、岸田さんを、という声もありますが、意外や、評価は分かれています。「お公家さん」と揶揄されていることもあり、総裁にはなれないかも、、、。菅さんが出なくなったことで、河野太郎氏の出場が濃厚になったようです。国民の人気は強いですからね。
総裁選挙は、すでに決まったスケジュールで進めるようです。今月中には決まるでしょう。そして新総裁で総選挙へと移っていきます。
追伸 21時22分です。雇用統計結果を受けた動きは比較的おとなしいものになるかもしれません。23時に出てくるISM非製造業景況指数を受けてから動き出すつもりかもしれません。いろんなことを考えると、ネガティブ思考になってくるが、、、。雇用統計発表まであと5分です。
追伸 23時06分です。結局、雇用統計は予想を下回り、ISM非製造業景況指数は予想を若干上回るというものになりました。
このようなことから、ドル円は、109.620円まで下押しし、ISMの結果を受けて、上へ行き始めそうな雰囲気が出てきたか、という感じ。しかし、力強く反発していくようなものではないような気もするし、そうだ、金曜日だと気づけば、上値の重いものになることはこれからもそうなりそうだし、反発できるかどうかは、来週の展開になってくるのか、と思ったり、、、。
本日の売買材料は出そろったと思います。これらを受けて、NY組がどのように舵を切ってくるかです。さらに下振れを選ぶのか、それとも、値を戻していくことを選ぶか、、、。今のところ、米国債10年物の利回りは上昇傾向になっていますが、、、。どうでしょうか、続くでしょうか。債券市場も絡んできますから、ドル円だけではわからないところが多くあります。
これからロンドンフィックスタイムを迎えます。本日の結果、MSQまでの時間を考えながら、どのような調整が入り、相場がどう動いてくるか。もうしばらく、ドル円は、109.6円台付近でうろうろするのかもしれません。
結局、保有ロングは決済できず、来週へスイングすることにしました。先の長い取り組みになりそうです。というようなところですが、本日はここまでとします。本日も訪問いただきありがとうございました。おやすみなさい。合掌