おはようございます。12月8日金曜日です。広島は晴れ、今朝は寒い。早朝の気温は4度付近。しかし、二中の気温は上昇するようで、週末へかけては11月気温ほどの温かさになるとか。昨夕の散歩のとき、空は一面青空で、一点も雲もなし。放射冷却で翌朝は冷え込むだろうと思っていましたが、まさにその通りになっています。
暑すぎたこの夏のことを思えば、寒いと文句を言うことでもなく、しかし、この冬は、コロナよりも、インフルエンザ感染対策が必要になるとか。まだ学級閉鎖にはなっていませんが、感染状況は増殖中のようです。
さて、相場です。昨夜の米国市場では、株価は、3市場とも上昇しています。利回り低下を受けたものと思われますが、これまでに売り込まれていたこともあり、今週出た雇用関係データを受け、本日出てくる雇用統計を先回りして銘柄買が出て、株価は上昇しているようです。
これらよりも、昨日の相場が大きく動いた要因は、植田日銀総裁の参議院での「半期報告」での発言と思われます。
「年末から来年にかけて、一段とチャレンジングになると思っている」と発言したことで、市場では、日銀が金融政策の修正に踏み切るのではないかとの見方が広まり、ドル売り円買いが大きく進みました。日銀会合は、12月18，19日に行われます。来年1月の会合まで気が抜けなくなりました。
日銀がYCC政策やゼロ金利政策を撤廃するようだと、本邦の利回りは上昇傾向になると思われ、米国では、市場動向は、景気後退に入り、利回りは低下傾向になるとすれば、日米金利差は縮小してきます。しかしまだドル有利と思われますので、いずれ、ドル買い円売り傾向に回帰すると思われます。市場はどのような判断をするでしょうか。
昨日安値は、141.584円まで到達。その後はじり高傾向となって値を戻し、引け値は144.09円となっています。
短期の投機筋は、売り込む材料を待っていましたから、この発言に飛びつき、雇用統計発表前に持ち高調整だけでなく、新たな円買いを仕掛けてきたようです。
一気に144.367円を割り込みましたので、これから少し戻しがあっても、それは続かず、再度下落傾向となって、改めて、140円付近を目指すのではないかと思われます。しかし、次回の下押しは、これではすまず、125円～130円付近までの押しがいずれ出てくると想定しています。このシナリオの変更はないと思われます。
本日の東京タイムでは、本邦の機関投資家が昨日安値突きに来ることもあり得ますから、どのような動きをしてくるか、慎重に見極める必要がありそうです。反発継続するか、それとも、再度下押しして、安値突きに来るか。
ローソク足は下髭の長い陰線となっています。
昨日の動きで、ひとまず価格調整は終えたと思われます。本日雇用統計発表までは、時間調整の動きとなって、相場としてはあまり動かないものになるかもしれません。
来週のFOMCでは、政策金利は「据え置き」が市場のコンセンサスを得ているようです。
そして、市場は来年3月での利下げ開始を50％以上織り込みに来ているようです。
これについては、パウエル議長は、「先走るな」と警鐘を鳴らしています。
市場関係者でも、利下げが始まるのは2024年末という判断をしている機関投資家もあります。もう少し見極める必要はありそうです。
現在の相場は、「売り場の中の戻し」というところと思われます。これが「買い場」に転換するのは少し先になりそうです。
特に、住宅価格の高インフレ状態に低下傾向が明確になってくれば、「インフレはピークを付けた」という判断もできるのではないかと思われます。
FRBが、この判断をどの段階でできるようになるか、、。これが利下げ開始時期を決めてくるかもしれません。
「G指数」では、完全に「売られ過ぎ」状態になっています。反発してきても不思議はない状況になっていると思われます。
本日の健太君の判定は、｢買い｣は、145.695円超、「売り」は、145.695円以下、｢買い｣は、142.837円以下の場合となっています。
FPVは、144.325円、R1は、147.065円、S1は、141.349円となっています。
本日は押し目ができたら買い拾おうと思っていますが、無理はしません。夜に出てくる雇用統計結果を観てからでも、エントリーは遅くないと思われます。
間もなく東京タイム開始です。週末要素も入りそうですから注意は怠れません。本日もよろしくお願いします。合掌
