鳥!連続写真!掲載中!

近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

小さな国際親善(4回シリーズその4)

2013年04月01日 00時00分01秒 | 緑陰随想

 さて 、大学校には海外から長期に 研修にこられる方が毎年40名、八王子にある国際研修センターでは約200名の方が研修を受けています。これらの方々の出身地はさまざまですが、アフリカ、中近東、東南アジアなどいわゆる開発途上国が大部分です。ホームピジットについては、職員や関係者により企画実施されていますが、主として正月に集中的に実施されていて、普通の日はなかなかという状況のようです。

 近年、外来語の氾濫といわれている我が国ですが、いざ会話となると氾濫し
た語句のみでは用が足りません。多くの家庭では子女に語学を身につけさせる必要を感じています。しかし、生の会話となるとその機会は限られます。海外からの訪問者との接触を気軽に行うことは難しいのが実情のようです。

 一方、海外からの研修生は、短い滞在期間の中で多くの日本を知り、我が国の職業訓練の状況を体得して帰国します。研修の目的は十分に達していることはもちろんですが、せっかく日本の土地に足を踏み入れていながら、日本の家庭環境や家族にじかに触れる機会がないことは残念でなりません。

 最後に、今回企画したホームビジットが、2回とも双方の希望が一致し、結果として双方満足しエンジョイし、短い時間の中で、コミュユケーションの場が得られました。これはこの計画を遂行するのに多大なお力添えをいただいた専門役、通訳の女史、また受け入れ側として便宜を与えてくださったお宅の皆様のおかげであり、この紙面を借りて厚くお礼申し上げます。
今後もこの小さな国際親善が定着し 、その輸が徐々に広がることを期待しています。ここで格言、「案ずるより産むが易し」。(今回で最終回です)