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近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

APSDEPの組織と活動(7回シリーズその4)

2013年04月20日 00時00分01秒 | 紹介
 
(4)訓練教材の交換と開発
 APSDEP地域内外の情報源を利用し、加盟国の訓練サービス期間が行う訓練教材の開発及び交換を援助することを目的とする。

(5)技能基準、技能検定
 諸職種の技能基準モデルを開発し、技能検定試験問題のアイテムバンク(Item Bank)をもうけた。このプロジェクトの仕事の大部分は、現在マレーシアのクアラルンプールにあるNITTCB(National Industrial Training and Trade Certification Board 全国産業訓練・技能検定委員会)に委託されている。このプロジェクトには、APSDEP地域において、技能競技会を開催する計画も含まれている。

(6)アプレンティス制度を含む事業内訓練の促進と評価

(7)フォアマン訓練、婦人訓練、指導員訓練への援助と促進

(8)高度技術のための訓練
 この問題に関する情報の収集と提供。この活動に近い将来、プロジェクトとして発足する予定である。

以上のような事業がAPSDEP活動の中核であるが、これらの他、労働者の国際的移動と職業訓練という問題も現在手がけつつある。APSDEPの主なプロジェクトは、地域内の訓練発展の実情に合わせて随時変更することがある。

3.APSDEPの組織
 APSDEPは、加盟国間の相互協力のための組織網であり、次のもので構成されている。
a.中央事務局
 パキスタンのイスラマバードに置かれ、APSDEPの行う調査研究、開発及び訓練に関する活動を総合調整するとともに、組織網のための方針、計画の立案、技術援助を行い、活動資金を調達する。事務局はまた、各国フォーカルポイントからの援助要請と供与とを結びつける交換所の役割を果たし、職業訓練に関する地域の情報ネットワークを管理する。事務局は、APSDEP理事会事務局の役割も果たしている。

b.加盟国のフォーカルポイント
 APSDEP加盟国の窓口をフォーカル・ポイント(Focal Point)と呼び、通常、政府機関の中で職業訓練に関する行政を司る部局ないしは類似の機関が担当することになっている。(次回へ続きます)