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管理職の人事考課制度の現状と課題(11回シリーズその1)

2013年04月24日 00時00分01秒 | ブックレビュー

サブタイトル 制度の内容と運営及び諸人事管理への適用の実際とこれからのあり方
編者 (財)雇用振興協会 発行所 経営書院

序文(抜粋) 最近の企業を取り巻く経済環境及び経営環境は、大変厳しい状況に直面しております。我が国の多くの企業では、戦後、日本的経営の代名詞ともいうべき年功序列型賃金制度を柱とし、終身雇用を軸とする長期雇用システムを採ってきておりますが、急激な円高による国際競争力の低下と高齢化の進展で、こうしたシステムの維持が難しくなり、日本型雇用システムの崩壊が叫ばれてきております。一方では、管理職を始めとする一部ホワイトカラーを中心に、年俸制による賃金制度が取り入れられてきており、能力主義や実力主義重視型賃金制度に目が向けられるようになった現れと思われます。
 このような情勢をふまえ、今回の調査研究テーマを「管理職の人事考課制度の現状と課題」といたしました。
人事考課制度は多くの企業が様々な問題を抱え、しかも現実の問題として、その解決を図りながら進められていると思われます。それぞれの企業にあった人事考課制度をシステムとして定着させるためには、今後も詳細にわたる検討と実績の積み重ねが必要であります。本研究には、幸いにも、我が国を代表する企業8社の参加を得て、研究会の場で、現在までに蓄積された各企業のノウハウのご報告とご討議をいただきました。本書が未だ着手できていない多くの企業の先鞭を付ける事例として、いささかなりとも寄与することが出来れば幸いです。

1.調査研究テーマの設定に当たって
 本研究委員会では、調査研究テーマを「管理職の人事考課制度の現状と課題―――制度の内容と運営及び諸人事管理への適用の実際とこれからのあり方」と決定、委員企業8社の事例を研究するとともに、「管理職の人事考課制度の現状と課題に関する調査」と題したアンケート調査を行った結果を報告書としてとりまとめた。調査研究テーマとして、管理職の人事考課制度を取り上げたねらいは、以下の4点である。(次回へ続きます)