鳥!連続写真!掲載中!

近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

ビデオ教材の作成(11回シリーズその10)

2013年04月11日 00時00分01秒 | 緑陰随想

4. 結果の概要

 (1)15分もの3巻の作成までに約4ヶ月を要し、撮影、音入れで約1週間を要した。

 (2)業者を企画段階から依頼したことは、業者の持つ能力を最大限に生かすことから見ると、    撮影以後のプロセスにも参加させることが双方にとってメリットがある。

 (3)経費については1巻100万円程度かかったが、作成方法や内容を変えることによって、    70~80万円程度まで減額できる可能性がある。

 (4)シナリオ執筆と撮影準備に多くの日数を割いたが、結果的には、この期間でほぼ作成の出    来映えが決まるため、短縮は不可能である。

 (5)編集はアッセンブル編集で行ったが、ある程度満足のいく結果となった。

 (6)技能の勘やこつをビデオで使って分かりやすく表現するという試みは、冒険といえる部類    にはいるのであろうか、結果的には決して満足行くものにはならなかった。
    つまり、一連動作のステップや連続性に作成の重点を置くと15分程度のテープに勘やこ    つを十分表現することは無理であった。勘やこつの表現は、一つの要素作業として限定ま    たは独立させ、重点的にそれを追求することが、ある程度その成果を与えてくれるものと    思う。さらに、やっかいなのは判断作業である。判断作業の映像化については、もっと、    深く研究する必要がある。

 (7)作成において、何よりも大切なこととして、プロジェクトを組んだスタッフの協力体制で    あろう。ものづくりは作成した人の考えや熱意がどこかに入るものである。それが見る人    にとって、自然に伝心する味であり、良さといわれるものに繋がると考えられる。

 (8)ビデオの色再現性は、照明効果とマニュアル撮影によって、ほぼ満足のいく結果が得られ    た。もちろん、16ミリやカラースライドには及ばないが、ナレーションやカメラワーク    である程度カバーできる。(次回へ続きます)