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近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

APSDEPの組織と活動(7回シリーズその3)

2013年04月19日 00時00分01秒 | 紹介

2.APSDEPの目的
 APSDEPの主な目的は、全ての経済分野及び技能と職責レベルについて職業訓練及び訓練を受ける機会を促進することである。具体的な目的として次の3つがあげられる。
1)職業訓練システム及びプログラム並びに開発目的に対するそれらの寄与に関し、効率及び効果を向上させること。

2)各国政府職業訓練機関及び労使団体の間の種々の技術協力の確立を促進、奨励し、それによってこれら機関や団体が地域内で利用可能な職業訓練資源を確認し、開発し、活用し得るようにすること。

3)各国政府の訓練機関及び労使団体相互間において、職業訓練の経験、専門知識や情報を交換できるように促進すること。
 APSDEPの主な事業活動は、情報交換、助言サービス、訓練コースの設定、研究開発などである。以下それらの内容について簡単に述べる。

(1)訓練情報の収集・整理・供与サービス
 加盟国関係施設の訓練情報化の能力を高めるための援助を行い、国別の情報センターを結んでアジア太平洋地域の情報ネットワークを構成し、これがさらにILOの地域間訓練情報システム(IRTIS)の地域窓口(フォーカルポイント)として、機能するようにする計画である。

(2)方針決定・実行計画と評価に関する訓練
 訓練方針の策定、訓練ニーズの把握、訓練資源の活用計画、及び訓練効果の評価に焦点を置き、加盟国の訓練機関に対し方針決定と企画の方法に関する指導相談及び訓練のサービスを提供する。

(3)農村地域訓練の振興
 農村地域の農業以外の訓練に関する国家政策の決定と実施のための一連のガイドラインの上に立って、農村地域訓練の企画調整のための国家基盤の整備を助け、農村地域の訓練の必要点の把握と技術開発の種々の手段を探求する。(次回へ続きます)