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近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

ビデオ教材の作成(11回シリーズその3)

2013年04月04日 00時00分01秒 | 緑陰随想

 このことは、モジュール訓練方式による技能習得において見落とされていた点と思われる。この問題の解決が、モジュール訓練を更に満足行くシステムに仕上げることになろう。

 次に、AV機器の選択であるが、ビデオを選択した理由として次の点が上げられる。
①当研究センターはスタジオを持ち、ビデオ撮影機材が整備されている。
②ビデオ機器の持つ機能及びランニングコストが、職業訓練の場に馴染みやすいと考えられる。
③撮影時の再現性がよく、希望する映像が得やすい。
④教材としての操作性、軽便さ、価格など、今後の教材の一翼を担うモノと考えられる。
 
 ビデオは以上のとおり、今までのAV機器にはない特徴を持つが、反面、ソフト作成上の照明、撮影、編集テクニックは高度の専門性が要求される。特に、我が国では家庭へのテレビの普及がめざましく、日頃からプロが技術の粋を集め、洗練された作品になれ、馴染んでいるため、教材といえども、内容が分かればよい式の安易さや甘えは厳に慎まなければならない。
 
 教材の種類、対象、内容が決まれば、次に、どのように作成するかを決める。シナリオは誰が書くのか、出演者は、撮影は、その準備は、機材の借用契約・購入など作成過程で予想され、または起こるかもしれない問題の予測、分析と、その解決策等を一覧表にまとめ、それぞれについて検討を重ねる。検討した結果は、企画書や仕様書の資料にする。したがって、企画書には、制作日程、制作スタッフ、機器、材料リスト、予算などが記載される。また、仕様書には、業者との契約に関する必要項目や納品する完成ビデオの体裁、規格、型式などを記載する。
 
 今回のAV教材は、塗装科MU21「色合わせ」、3/4インチカラービデオテープ。サウンド入り、1巻15分を課題別に3巻作成する。作成の総括及び企画立案をセンターが受け持ち、初号プリント納品までは、とりあえず、業者に担当を任せることにした。(次回へ続きます)