鳥!連続写真!掲載中!

近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

スパイスの世界3ニンニク(ガーリック)3回シリーズその1

2013年05月18日 00時00分01秒 | 緑陰随想

 【ガーリック】健康食品といわれる医薬部外品の宣伝は異常なほど流行っているが、いかにも痛みから解放された、血行が良くなった、気力が戻ってきたなどとはっきりした根拠がないにもかかわらず、信じ込ませるという宣伝の仕方はいかがなものであろうか、○○○省のお墨付きで、服用したことで腰痛や関節の痛みが無くなった、疲労回復に効果があったなどと、女優や男優を使っての宣伝は、どの画面も、小さな字幕で、「個人の感想であり、体質や個人によって差があり、効能を示すものではない」と但し書きがついている。

 中でもニンニクは万能薬として評判が高く、万能薬、万能薬と連呼されれば、聞こえはよいが、いわゆる疲労回復、精力増進、血圧降下にきくとされている。万能薬と呼ばれているものすべてがあらゆる病に効くかというとそうではない。実は小麦粉を練ってセンブリなどの香りを付けて、まことしやかに効能を唱いあげ、宣伝されていた時代があった。

 薬といわれて服用することにより、気分的に良くなったと錯覚する。気分が良くなれば、人体の自然治癒力でも病は治る。病は気からといわれる所以である。風邪などは、抗体を自分の体の中で作るため、しばらく時間がかかるが、安静にし、普通の食事を取っていれば、時間が治癒してくれる。原因がはっきりしないのに、調子が悪いといって、直ぐに市販薬に頼るのはお薦めできない。薬好きの方も多くいることも事実で、薬を多く処方してくれる病院が賑わうのは不思議な話である。どのような薬も医薬用として販売可能になるには、認可がいるし、開発に当たっては多くの知見とデータを重ね合わせ、副作用を克服しなければならない。(次回へ続きます)