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スパイスの世界4バジル・オレガノ(3回シリーズその1)

2013年05月21日 00時00分01秒 | 緑陰随想
スパイスの世界4バジル・オレガノ(3回シリーズその1)

【バジル、バジリコ】バジルとバジリコは同じスパイスのことをいう。バジルはピザには欠かせない。ちょっと苦めのスパイスである。シソ科の植物で、花が咲く前の葉を乾燥させたもので、甘くて食欲を誘うにおいがする。一年草で、育成も簡単な植物である。イタリア料理はボイルしたトマトや生のトマトが多用されるが、バジルはトマトとの相性がよい。
 最近はホールトマトやカットトマトの缶詰が安く手にはいるようになった。イタリア産のトマトは日本の桃太郎などの甘い品種とは異なり、甘みは少ないが、酸味が強く、シチューやピザソース、スパゲティミートソースに使われている。赤色のトマトと反対色の緑色のバジルとの対比が料理を引き立てるばかりでなく、風味がよいのも特徴である。

 ピザには生の葉をちぎって使うマルガリータが素朴で、イタリア国旗をイメージしており、我が国でも人気の高い食品である。
 バジルはインド原産で、東南アジアでも我が国でも栽培されている。ヒンズー教で神に捧げる植物として利用されている。香りの主成分はリナロールで、鎮静効果がある。主な料理はスパゲティバジルソース和えで、バジルとオリーブオイルとを混ぜ合わせたバジルソースが瓶詰めで市販されている。肉料理や魚料理の各種ソース類、シチュー、スープ、等どのような料理にも使えて重宝する。パセリやオレガノと一緒に利用される。(次回へ続きます)