コチドリのあるきかたはチョコチョコとすばしっこい歩き方をします。決して誰かさんとと同じ千鳥足ではありません。
【シナモン】ニッキ、ニッケ等と呼んでいるが、正しくは、シナモンはクスノキ科の常緑樹シナモンの桂皮であり、学名が異なり、混同している同族のカシア(肉桂)のどちらも木の樹皮から採取される。八つ橋という京都のせんべいや、ニッケ飴で我が国でも古くから有名な賦香作用のシナモンを利用した菓子である。世界最古の香辛料といっても良く、紀元前4000年前のエジプトミイラの防腐剤として使われていた。刺激性のある甘みとさわやかな清涼感を持っている。
用途は粉末の香料として菓子類に使用することが多いが、紅茶の撹拌用にスティックを利用する。シナモンロールケーキは有名である。リンゴと相性が良く、焼きリンゴやトルテ、アップルパイなどにも使われる。
薬用には胃腸薬がある。飲み過ぎや胃炎には健胃整腸薬としてなじみ深い。シナモンの芳香成分である桂皮アルデヒドに解熱や血圧降下作用があるといわれている。このほかにも、オイゲノールやサフロールなどが含まれている。原産地は中国南部、ベトナムなどで、熱帯各地で栽培されている。(次回へ続きます)