鳥!連続写真!掲載中!

近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

刈払い機の取り扱い(4回シリーズその2)

2013年06月21日 00時00分01秒 | マニュアル
【始業点検】
 引火し易いガソリンを燃料にするため、火気の使用は注意する。オイルとの混合作業では、くわえたばこで行うことは厳に慎まなければならない。室内で行う場合には換気を十分に行う。
 どのような作業でも始業点検は欠かせない。刈払い機は回転する刃物であるから、刈刃(ディスク)の割れや刃こぼれ、変形を点検し、取り付け部分の締め付け、回転部分の注油を行う。

1.燃料の混合とタンクへの給油
 無鉛ガソリンとオイルとの混合割合は25:1か50:1が一般的であるので正しく計量して混合燃料を調合する。作業時間との関係で、予備燃料も携帯容器に必要分を調合しておく。オイルには夏季用や冬季用があるので、メーカーの指示に従う。

2.点火ブラグの点検
 プラグに亀裂がある場合には交換し、スパーク部のカーボン付着は除去し、間隙は規定の長さ0.6~0.7mmにシックネスゲージで調整する。

3.クラッチとシューの点検
 クラッチに直結するパイプをはずし、動力伝動部の摩耗やガタを見る。シューは摩耗していれば交換する。防震ゴムの劣化も調べる。元の通りに取り付け、締め付けを行う。

4.リコイルスターターの点検
 リコイルスターターの汚れの除去、ロープの損傷等の有無を点検する。

5.マフラー・フィンの点検
 汚れの除去と損傷の有無を点検する。シリンダー冷却用フィンには汚れが付きやすいため、汚れは念入りに除去する。

6.飛散防護カバーの取り付け
 刈った草や蔓などが絡みやすいため、取り外して使っている場合が多くあり、小石などの飛散は大変危険であるため、必ず防護カバーを取り付ける。

7.緊急離脱ツマミの点検
 作業者が転倒したときに機体を身体から離すツマミであるので、その機能を点検する。(次回へ続きます)