イソシギの幼鳥を見かけました。暑かったので水浴びの後で羽の手入れ、様々な姿を見せてくれました。
【マスタード】和名はからし(芥子、加良元、可良志)で、和からしとも呼ばれ、おでんに付き物なので、さほど目新しくはないが、古くから民間薬として、リューマチや神経痛に湯に溶いて貼付薬として用いられてきた。皮膚刺激があるため長時間の貼付は炎症を起こすため避けるべきと思われる。食欲増進や防腐、乳化作用でマヨネーズ、サラダドレッシングなどにも欠かせない。サンドイッチにからしバターとして用いると、野菜の水分や食材からででる油を遮断しパンが何時までも水っぽくならない。ツンとした辛みはバターとの相性も良く一味違うサンドイッチになる。
最近は焼いたまたは茹でたソーセージを食する機会が増えているが、つぶつぶのマスタードが添えられている。さほど辛くはないが、若干酢味に加工されている。マスタードは香りも優しく、辛みも弱い。アブラナ科のカラシナの種子を香辛料にする。大根やザーッァイ、タカナと同属で、辛みの主成分はアリルイソシアネートである。カラシナは葉や茎も食用となるが、香辛料は種子である。
【ホースラディッシュ】わさびの項目で若干ふれたが、和名は西洋わさびである。わさび大根とも呼ばれる。からみ大根は別の種類である。ラディッシュは大根の意味で、ホースラディッシュは、根の部分をすり下ろし、生牡蠣、ローストビーフやステーキに添えられているので食された方も多いと思う。日本のわさびほどツンとした辛みはないが、大根おろしとわさびを混ぜたような香りと味がする。根の部分を乾燥し、粉末にしたホースラディッシュは粉わさびの原料に使われている。
ホースラディッシュはアブラナ科の耐寒性がある多年草で、我が国では北海道で野生化している。原産地は東ヨーロッパであるが比較的新しい香辛料である。葉や茎も食用に利用され、グリーンサラダには刻んだ葉や茎を用いる。興奮剤としてヨーロッパでは薬用に利用されていたようである。栽培は簡単で、地下茎を地中に埋めるだけで繁殖する。