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近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

分析法 SWOT分析(3回シリーズその3)

2014年04月01日 00時00分01秒 | 紹介

  例えばある国の組織が交錯していて(学校教育と、技術教育が共存している場合など)主体性がないために、方向性を決めがたいた。このような場合の組織戦略を決めるときにクロスSWOTを用いると何から手を付けるべきかが明らかになる。

機会・日本の技術協力が利用できる

  ・海外からの大手企業の進出

  ・地元企業の高齢化と人手不足

 脅威・何年も上部団体が無感心

  ・海外からの移民の増加

  ・指導者の賃金が低く、時間外はアルバイトで生活の足しにしている

  ・技術系の応募者が少ない

  ・就職先が限られている

 強さ・海外研修者が増大している

  ・設備機器が最新の物が導入されている

  ・地場産業の育成

 弱さ・職員の時間観念が乏しく、出勤状態が悪い

  ・職員の報告書等の作成能力が問題

  ・安定した電源確保が難しい等のインフラ整備が完全ではない

  ・ランニングコストの予算が削られる

  上記のような要因を挙げてからクロス分析を行う。

 機会と強さは戦略上のキーポイントであり、改善の余地は高く、課題解決の柱となるから、慎重に吟味をする必要があり、それぞれの要因から引き出されることとして、就職率を高める絶好の機会であり、最新機械の稼働を高め、地元企業が欲しい人材の育成を肩代わりできる。

  脅威と弱さのクロスについては専守防衛で様子見であるから、弱さを克服するような戦略を持ち、予算の執行などの適正化を上部団体にお願いするが、もっと上部団体とのパイプを太くするように努め、人事交流等の繋がりを深め、問題として浮上した要因について現状の改善を理解して貰う。

 一例に過ぎないが、このようにクロスすることによって課題解決の優先順位も決めやすい。場合によっては時間軸で観ることも大切で、更には担当者を割り当て、詳細な計画を策定し、実行可能性調査(フィジビリティ調査)を行うことによって戦略が明確になる。

(このシリーズ最終回です)