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近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

規律訓練(2回シリーズその1)

2014年04月15日 00時00分01秒 | 紹介

 集団に一定の行動を同時にさせるためには、平素からの指導を行うことが効果的であり、学校生活の初めや、自衛官入隊時等で、新入生や新兵に訓練を行っている。企業においても受け入れ訓練を行っているところが多い。規律訓練と称し、発声の仕方、挨拶の仕方、お辞儀の仕方、帽子のかぶり方、作業服、安全靴、ラジオ体操、校歌斉唱、受講態度、時間管理、朝礼、終礼、休憩の過ごし方、遅刻、早退、休暇等各種届の書き方、提出の仕方等の事務手続きを含み、それぞれの現場環境によってその内容は多岐に及んでいる。

 職業訓練校では、主として若年の訓練生に対し、受け入れ訓練として計画的に実施してきた。入所時には就職先まで明確になっていないため、一般的な規律訓練が行われていた。

 施設によっては自衛官を経験した職員の指導によるところもあった。自衛隊は多くの機械装置をメンテナンスする必要上、多くの技術専門職が在籍している。規律訓練は日本軍の軍事教練の流れを組んでいる。特に、危険に遭遇したときにとっさに取れる行動として、安全行動を重要な指導として位置づけている。安全衛生は、全ての作業に含まれていて、受け入れ訓練で終わるわけではない。特別に、防災訓練や、KYTといって危険予知訓練も行われている。

 受け入れ訓練の中で、異彩に映るのは号令調整であろう。号令は、大きな声で指図する命令であり、一斉に同じ行動を起こさせるために必要である。号令を掛けることによって、それに人々を従わせることで、集団生活に馴染ませると共に、機敏に行動することが出来、規則正しく過ごさせ、危険を回避し、安全行動を促すものである。しかしながら、号令の意味が頭で分かっていても、実際に行わせてみると簡単ではないことが判る。(次回へ続きます)