ウグイが力強く泳ぐと尾びれで水が飛び跳ねます。イソシギも見ていました。
突如晴天から辺りが暗くなり、風も吹き始め、大粒の雨が、所によっては雹(ヒョウ)や竜巻になる春の嵐。春一番も突風で冬の天気から春へ移行するこの激変は何であるのか?四季の中で春ほど天候が変化する季節はないであろう。中国からの黄砂やPM2.5の微細浮遊粉塵の飛来は大きな問題にはならずに過ぎているが、満開となったソメイヨシノは今日限りのようで、花びらが散り始めた。昨日も晴天と夕立のような雨となり、また晴れる、の繰り返しであった。新人の歓迎会が各地で行われ、花見としゃれ込んだ御仁も多かったと思うが、突然の雨には雨宿りもままならず、広げた席を片付け、お開きとなり、気温の低下で身に沁みる寒さを感じることもあったと思われる。
春の二つ玉低気圧という天気予報の解説を聞いた。上空には偏西風が流れていて、そこに気圧の違いで谷となり、地上付近には低気圧が日本海と太平洋岸に発生する場合があり、これらが南北に連なって日本国土を鋏むような形で東方向へ北上する。南北二つの低気圧が大型化して一つに発達すると東日本に暴風雨、暴風雪をもたらす。勿論海も荒れるため、台風と同じような注意が必要である。年間の発生回数は数回と少ないようであるが、被害も出るので、この時期は大気が不安定になりやすく、春の暖かさにつられて遠出も良いが、気象については天気予報を参考にされたい。
春雷は冬の終わりを告げる春先の雷で、寒冷前線によって起こる。海もしけるのであるが、日本海で捕れるはたはたはこの春雷が合図となって産卵にはいるようで、多くの漁船が嵐の中出漁するという。不良続きだったニシン、今年は豊漁のようで、この魚ははたはたと同じ春告げ魚と呼ばれている。ついでに春告げ鳥はウグイスのことで、チャッチャからホーホケキョと鳴き声が変わる。
自宅ではルーターによってインターネットと常時接続していて、春雷が鳴ると急いでルーターの電源とパソコンの電源を切り、念のために、プラグのコンセントから抜くようにしている。以前何回か落雷の余波で回路が壊れたことがあったためである。外出する場合は近所であっても同様にプラグをコンセントから抜くよう習慣づけている。春は思わぬ伏兵がいるものである。