鳥!連続写真!掲載中!

近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

後天的な影響(3回シリーズその3)

2014年04月21日 00時00分01秒 | 緑陰随想

  人類が誕生して40万年が経つと言われているが、各世代の情報の質は違っても永年に亘り培われてきた営みが、少しずつ遺伝情報を変えてきたと考えるが、脳の重さなど変わってきたのか、それとも人類誕生以来殆ど変わらないのか、昔漫画で見た未来人は極端に頭部が大きく、痩せていたような体格だったと思う。遺伝情報の比較が出来れば是非先人と比較してみたい。

  遺伝情報は突然変異が起こり得る。多くは環境に適応するために、優位性を持つものが残り、劣性は絶滅するようである。しかしそのテンポはかなり遅く、時間的に考えても数千年の単位ではないのであろうか。それに比べて後天的な知識や理論などは科学技術の発展などで簡単に変更することが可能である。

  遺伝子を組み換え、冷害に強く、収穫量が多い穀類や、特定の病気に強い作物の開発も行われている。しかし、再生医療については緒についたばかりであり、更に、遺伝子操作によって秀才や天才を受精卵段階から作り上げることなど考えない方がよいのであろう。

 兎に角、簡単に結論が出せることではないようである。先天的な要素と後天的要素のそれぞれをもっと分析してみることも必要と思われるが、こうしてみると先天的・後天的の影響への問題は短期間に結論に到達出来ることではないことは確かである。(このシリーズ最終回です)