鳥!連続写真!掲載中!

近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

ほうれんそう(2回シリーズその1)

2014年04月13日 00時00分01秒 | 紹介

 野菜の王様を標榜してスーパーマンの食事であるという宣伝文句を覚えているだろうか?今回の話題は野菜のほうれん草のことではない。この春入社した新人企業マンに対して組織の中での仕事に対しての基本姿勢についてである。先日のテレビで放映された木工職人が採用されてから5ヶ年間の丁稚を経て一人前になるという、現在では考えられない企業の徒弟制度紹介番組であった。若者に多くの希望者があるそうで、丁稚の期間には社則を守ることが要求されるという。

 新人を指導する社長の熱意に感動すると共に、徒弟制度の忘れられた側面を彷彿とさせた番組であった。詳細はご覧になられた方もおられると思うので触れないが、丁稚の期間は、男女とも丸坊主刈り、携帯電話は使用禁止、恋愛も御法度、寮生活での集団生活等社則を守れない者は即刻退社させるという厳しいものである。

  こういう会社に入社することの是非はともかくとして、組織人として一人前になるためには、知っておかなければならない多くのことがある。勿論、知らないことは学んでいけばよいのであるが、学校で教わっていないと言うのは禁句である。知らないことは努力して自らが主体的となり学ぶ。基本的な事柄の中にほうれん草、すなわち、報告、連絡、相談がある。

  組織を形成し、組織を動かしているのは構成員である人である。組織は有機体のように増殖する一方、衰退する。決して一人で存在すことはない。組織には戦略(目的)があり目的を達成させるために戦術(手段)がある。同僚や上司、部下といった階層組織を持ち、各々の役割と分担、目的を持って行動しているが、構成員相互の情報のやりとりが必要で、それが報・連・相である。

  人との情報交換の内容は4W1H(誰が、どこで、何時、何を、どうした)といった内容を起承転結で組み立て、相手に伝える。簡潔な言葉で、自らの言葉で、事実を正しく伝えることが重要である。報・連・相をすることによって、相手(複数の可能性のある)が状況を把握することが出来、各時点で報告することで進捗が判り、問題が発生した場合は、その解決策をどのように方向付けるかの相談等は、情報の共有に他ならない。組織の縦割り構造が問題となる場合もあるが、他部門・部署間の情報共有は、それぞれの役職で行われていて、情報の受発信は常に行われているのが有機体と呼ばれる所以である。(次回へ続きます)