鳥!連続写真!掲載中!

近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

制御

2014年04月03日 00時00分01秒 | 紹介

 暴れ馬を押さえつけて引き回すことが出来れば、乗馬もおもしろいのであろう。馬をコントロールするといった方が判りやすい。コントロールの意味は制御である。対象物を想定した状態にするための工夫や操作を行うことで、車で言えばブレーキを効かし制動することが制御である。

  自分が乗っている車は、普段、アクセルを操作してスピードを制御しているが、これは足で行っても手動制御である。スピードを自動で調整することも出来る自動制御装置も付加されていて、長距離のドライブではたまに利用することもある。つまり、人が行う制御を機械や装置に行わせる制御が自動制御である。

  最近ではセンサーを沢山取り付けて自動的にハンドルを操作し、場合によっては停車する自動ブレーキも実用化されつつある。自動とは人が動かさないで、機械や装置が行うということで、始めに人が命令を行うが、後は機械や装置が自動的に行う。

  自動制御はフィードバック制御とシーケンス制御に大別される。フィードバックとは、電気工学では、出力側のエネルギーの一部を入力側へ変換する操作で、自動制御の場合には、対象とする制御量(入力した目標値)を決めると、結果(出力)に含まれる情報が・原因(入力した目標値)に戻され、両者と比較して、両者を一致させるように行う修正動作のことをいっている。この制御は、閉回路である。流体の温度管理などを扱うプロセス工業等で利用されている。

  一般的には消費者が使う製品の評価を生産者へ情報として伝えることにも使われる。

  シーケンス回路でご存じの方も多いが、シーケンシャル(連続性)な制御で、事前に決められた順序に従い、連続的に制御を繰り返し、最終目標へ到達するような制御である。

 自動化した部品工場、組み立て作業、溶接、塗装作業などのシーケンス制御が活用されている。自動販売機でもお金を入れると製品が取り出せ、お金が戻る仕組みはシーケンス制御である。

  工作機械を作る機械をマザーマシンというが、この工場では自動制御で工作機が作られているため、夜間も人手が必要ではないし、照明用の電灯も消えた工場で無口で、黙々と働く機械は異常な雰囲気を醸し出す。制御技術が働き手の雇用を奪っている現実をどのように考えるのであろうか?