鳥!連続写真!掲載中!

近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

投資セミナー

2014年12月04日 00時00分01秒 | 紹介

 定期的に地元銀行が企画する投資セミナーに参加してきた。地元といっても都市銀行の支店で、系列の証券会社とのタイアップであり、近隣の系列銀行も協賛での参加であった。会場となった会議室には20名ほどの席が用意されていたが、小雨が降る寒い日であったためか、空席も目立つ参加者であった。

  テーマは「当面の市況見通し」講師は本社の投資情報部に所属する方で、地方の支店でも同様なセミナーを行っていて、その道の専門家であった。用意された30ページにも及ぶ資料は、グラフと数値データーで世界経済と金融市場、日本経済と投資環境、米国経済と投資環境、欧州経済と投資環境、新興国経済と投資環境等であった。

 経済が世界経済の中で影響しあい、我が国の状況分析から将来の投資環境を予測しようと言う話の展開であった。同様なセミナーは講師が変わるが過去何度か参加していて、講義で強調されるのはほほ同様である。今回も話の切り口を三部門に分けてそれぞれの特徴から投資環境を分かりやすく説明された。

 参加している半数は常連者、新規でこられた方がその半数、残りは我々のような傍聴者である。講義は1時間半程度で、質問を含めて2時間といったところか。今回は質問時間がなかったが、講演後に、講師とのダイレクトな相談が企画されていた。

 3つの切り口とは、為替、金利、貿易収支である。経済用語が多発されるのは仕方ないが、今更ながら、経済は生き物であり、何が影響するのかは時間との流れで変化するが、日経平均が17,500円の現在、19,000円に成るのは時間の問題で、円安傾向が続き、対ドルで、120円は超えることが確実視されている。貿易収支についても、日本企業の生産拠点が海外へ移っているため、そう容易に黒字となることは難しいとのことであった。

 インフレ傾向にあるのは保有する資産価値が目減りするので、株式や投資を行うことによって、タンス貯金を引き出すことが強調された。多分その通りであろう。では、このような状況で、どの株を何時購入するかまでの答えはなく、銀行へ相談して欲しいとの勧誘で話が終わった。

 経済の好転はバブル期ほどの急激さはないが、着実に経済動向が変化してきている。上昇基調であることは間違いないであろう。慎重を期す必要はあるが、宝くじほどの収益性は期待できないが、タンス貯金の出番である。経済に強く、賢い投資家になろう。