良くなく野鳥です。
数日前から左足首側面に疼痛を感じるようになった。階段の上り下りや、歩行中にである。くるぶしより数センチ情報にしこりがあり、それ自体は痛みはないが、疼痛は、しこりの下側で、思い当たることと言えは、飼い犬の散歩中にちょっと捻ったことぐらいしかない。しこりは素人判断ではガングリオンであろうと思っていた。大きくなって神経に当たり疼痛が生まれたのが原因と考えていたが、女房に相談したら、外科へ行った方がよいとのことであった。
ガングリオンは、名前を聞いた方もおられると思うが、ギリシャ語のようでもあり、調べてみると英語で、聖書ダコ(Bible Bump)とよばれている。日本語では関節腫といわれている。関節近くにある粘液嚢胞にゼリー状の体液がたまり、強く圧迫しない限り、痛みは伴わず、良性腫瘍の一種である。若い女性に多く男性に比べ発症率は3倍と言われている。発症のメカニズムも詳しくわかっていないようである。
以前、手首にできたことがあり、この時は転んでとっさに手首を地面に着いた時に、嚢胞がパンクし自然に治癒した。病院へ行って医師に強く圧迫してもらい治る場合もある。もう一回は薬指の第二関節にできた。近所の外科に行き太い注射針を刺されて液体を抜いたことがあった。以後、手首と、指の関節は再発していない。再発する場合もあるようで、原因がわからない以上自然放置しなければならず、不思議な腫瘍である。薬も処方されたわけではなく、疼痛も消えたような気がしている。
外科は、整形外科も兼職しているため、高齢者の患者が多かった。女性が圧倒的に多く、低周波や赤外線の治療のようであった。初めて行った病院であったが、カルテ記入には電話番号だけを聞かれ、投薬や、注射に拒絶反応はなかったか、既往症等は医師から聞かれただけであった。患者は多い割には待ち時間は短く、会計処理も短時間で終わった。
大学病院では1~2時間診察を待ち、診察は10分足らずで済むようだ。会計処理でも1~2時間かかる場合があり、患者の負担は大きい。地域のクリニックの便利さは受信者にとって利用されやすくないと利用者が減る。個別のケースで異なることも分かるが、いつごろから病院が混雑するようになったのか、大病院の利用者の差別化が進んでいて、初診には地域の病院の紹介状が必要になっていると聞く。容態に応じた病院の選択は、地域の病院の共通した合意があってはじめて機能するが、大変良いことだと思っている。