ゴイサギの幼鳥であるホシゴイがカラスに追われ逃げまどっていました。多摩川では滅多に出会わない光景です。画像が悪い点はご勘弁ください。
ゴイサギの幼鳥であるホシゴイがカラスに追われ逃げまどっていました。多摩川では滅多に出会わない光景です。画像が悪い点はご勘弁ください。
9.必須科目と選択制科目
初期段階での必須科目は共通科目であり、一般常識、社会常識、道徳、情報、環境、安全衛生、健康管理等。選択科目は共通科目を履修後に、受講可能とし、選択分野を広げる。
10.視聴覚学習、工場見学の充実
社会の営みと学校教育の場が遊離したことによって、知識偏重の学校教育が進んだ結果が、就職率を低下した原因として捉えると、いかにして社会との接点の機会を増やしていくかが問われることになる。実際の現場を見ることが難しいことも確かで、それに変わる視聴覚教材の活用は大変重要なツールとなる。しかし、ビデオライブラリーをとっても、十分な情報提供が行われ、活用しているとは言い難い面がある。情報検索行わず、ビデオがあることすら知らない教師では満足の行く情報伝達は不可能であろう。多くのメディアを駆使する学習に切り替える必要性を強く感じている。
社会見学、工場見学や、実務実習の経験が、将来の従事する職業を決める機会ともなる。教室に閉じこめ、板書の学習方法の限界については、どの教師も承知しているが、そこから脱皮できない指導法では生徒や学生が、社会での将来発生する自分の役割に目を向けなくなるのは必然である。
11.資格取得
公的資格の取得は目標として大切であることはもちろんであるが、資格取得だけでは実践にどれだけ役に立つかは必ずしも保証できない。資格もレベルと内容によって様々で、民間での流通とのギャップもある。中には安全教育や技能講習など資格が無いと作業が出来ない就業制限もある。資格取得の原則は、資格取得と同レベル以上の実力を付けることを目標とすべきで、資格取得だけを目的としたカリキュラムを設定する必要はない。職種によってどのような資格取得が必要であるかのガイダンスは意味があると考えられる。特に経験年数や職歴が附帯した資格は、就職後に実務経験で発生する場合もあるので注意する必要がある。
未だ、イメージの段階で提示させて頂いたが、現在の学卒就職状況の改善からここに至ったのであるが、全国規模で展開をするには詳細設計や、試行用の具体的な例を示さなければならないことを承知で、この状態を危惧される方への情報提供としてご参考にして頂ければ、幸いである。(このシリーズ最終回です)