横浜シーサイドマリーナ、ボートフェアを行っていました。いつもより賑わっていました。
平成27年10月9日
前期は企業連携を受講したが、後期のメインはワークショップの映像・メディアコースを専攻した。来年1月の下旬金曜日に最終回があり、コースの回数は12回予定されていて、本日は第1回目である。受講している大学連携と区別する意味で別コースと呼ぶことにする。前期受講した企業連携は、川崎市内を中心に、企業見学等のフィールドスタディを含むコースで、毎回新鮮な気持ちで受講できた。このコースも大変興味深く、継続してもよかったのであるが、目先を変えることも必要と思われたので、今回はジャンルを変えることにした。
懐かしの名作を語るということで、「シルクロード」「NHKスペシャル」「プロジェクトX]について現地を再度訪れた後日談等も含まれているようである。2014年から始まったコースで、「懐かしの名作を語る」とのテーマで、シリーズの続編として3シリーズを各4回筒の構成となっている。単なる懐古話ではなく、著名人が講師を務めている。
今回第1回目は、「草原の王都サマルカンド」シルクロードもど真ん中を貫く道の王都を再訪問し、最新の情報を紹介してくれた。講師は元NHKシルクロード団長で元京都造形芸術大学教授の鈴木肇氏である。
NHKのシルクロードといえば、喜多郎作曲のテーマ音楽を思い出す。また正倉院の御物はシルクロードを経由して中国やペルシャ製の宝物がもたらされたことになっている。シルクロードは多くのルートがあるようで、中央アジアのオアシスを繋げる道が代表格で、長安から敦煌へ至る道である。西域南道、西域北道(天山南路)、天山北路の3本の道は敦煌からローマへ通じる道であり、敦煌から北上し、トルファンで天山南路と分かれてウルムチを通るルートで、サマルカンドは天山北路で、天山山脈の北側の終点に当たる。
中央アジアの番組取材に関したエピソードは随所に挿入され、ビデオ、スライドでの旅行秘話は東西の接点であるサマルカンドやタシケント、キルギス、ウズベキスタン等の現状がよく分かった。建物や生活習慣から、騎馬民族が習慣としている巨大な建造物を残さないことはイスラム教の影響との話は納得がいく。イスラム教が偶像崇拝を禁止しているが、東西文明の接点では、外壁に虎や人面の太陽、鳳凰なその偶像がタイルで表現されていた話は興味深かった。色彩の乏しい中に、サマルカンドブルーやタシケントブルーなどのタイルの話もおもしろかった。
取材に当たっては地元に精通した現在の為政者との接触が重要であり、その方とのツーショットの写真が水戸黄門の印籠と同じ効果があったようである。チムールというサマルカンドを建国と父としている人物像も自分が知らない世界であった。次回が楽しみである。