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近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

ストーブのメンテナンス(2回シリーズその2)

2015年10月12日 00時00分01秒 | マニュアル

 リングは波状と平状の鋼板で、6層になっていて、隙間をガスが噴出するようになっている。やはりさびの発生が多い部品である。さびた部分をワイヤブラシで落とす。洗浄剤を使って汚れを落とし、布でふき取ってから取り外した逆の順序で組み立てる。

 

 注意しなくてはならない箇所は、機種によっても異なり、総てが同じではないが、火力の調整を行う燃料レバー部分とジェネレーターの接合部分である。パイプの中にクリーニングロッドが入っていて、ジェネレーター取り付け部の燃料噴出口、つまり、バルブ先端に穴があいていて、ジェネレータの中に入っているクリーニングロッドのフックに引っかけてからナットで固定する。火力調節は、燃料の量を加減して行うため、このフックが、ジェネレータ反対部分のニードルと一体となっている燃料ノブと連動するため、火力の調整が出来る。

 

 組み立てが終われば、燃料を規定量入れる。本体が水平状態で、満タンにすることは出来ないが、燃料タンクに空間がないと加圧できないため、満タンに入れる必要はない。

 本体の各部分から燃料漏れがないか確認する。燃料漏れがなければ、ポンプノブを25回ポンピングを行い燃料を加圧し、燃料ノブをONの方向に、徐々に開く、バーナーから燃料噴出する音がするので、ライターの火で点火する。燃料ノブを開いて青い炎が安定するまで様子を見る。この間に、ポンプで30回以上ポンピングを行い、加圧する。正常に稼働すれば燃料ノブをOFFの位置に戻して作業を終了する。本体が冷めれば、燃料キャップをゆるめて空気を抜き、再びキャップを閉めておく。

 

 しばらく使用しないのであれば、燃料を抜いておいた方がよい。消耗品はジェネレータとリングバーナー、ポンプのゴム等である。使用頻度にもよるが、万一の時に供えて購入しておくことをお勧めしたい。以上である。(このシリーズ最終回です)