晴天に誘われ多摩川での写真撮りへ行ってきました。まずはトンビの飛翔です。
時々、近所にあるリサイクルショップへ行くことがある。商売としては古くから、わが国にある骨董店と同様である。落語の題材にもなっている書や骨董品を売り買いする物であるが、登場人物の性格が出ておもしろい。海外にも骨董店で購入した有名画家が描いたという物が贋作として購入したが、鑑定士に見せると本物であったなどの逸話がある。骨董品での買い物は、贋作かどうかの目利きが必要である。鑑定書がついても実は贋作であってだまされることもあり、逆の場合もよくある話である。
リサイクルショップは、新品と同程度の物が半額以下で購入できたり、転勤などで、不必要になった家具や電化製品も、わずかな値段ではあるが買い取ってくれる。廃棄業者に出すと、品物によって異なるが、お金を支払わなければならない。リサイクルが生活を潤す状況となり、廃品が再度活用できるのであれば、資源を有効に活用できることになる。
高齢になれば、着飾る必要がある機会も減るし、体型も変わる。タンスの肥やしにしておくのはもったいない。気持ちを切り変えて、リサイクルショップへ持ち込むことも整理の一手段である。業者によっては不要な物を一括査定してくれ、搬出もしてくれるようである。
流通の過程の中に、引っ越し業者が手がける場合もあるし、倒産などの場合には備品や商品を買いたたくなどのあくどい話も聞くが、リサイクルショップが果たす役割も必要と思われる。
大型店のリサイクルショップには、生活用品のあらゆる物が陳列されている。中にはブランド品もあり、安価で手に入れることも出来る。箱に入ったままの結婚式等の引き出物は、新品であり、見ていて飽きない。自分は漆工をするので、気に入った物があれは購入して、塗り物の素材などに利用している。傷が付いている物や剥げている物は補修して使えるように手を入れる。
娘は子供が二人いて育ち盛りである。一度しか着ない式服等をオークションに出し、オークションから必要な物を手に入れている。賢い消費者であるのは、自分の世代が持つ固定概念を捨てているし、インターネットの恩恵といっていたが、情報やネットワークがこの分野でも機能していることに驚くばかりである。