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近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

ストーブのメンテナンス(2回シリーズその1)

2015年10月11日 00時00分01秒 | マニュアル

 災害が起こるとそれに伴う非常用品が活躍する。今年は火山の噴火、豪雨に洪水等自然災害が目立った年となっているが、残すところ今年も3ヶ月あまりで、台風の動きも心配になる。インフラがダメージを受けると、さしあたり必要なのは、飲料水の確保と電気、ガスである。冬場に向けて暖房も気になるところである。若い頃は山好きな友人がいたせいか、山登りや、キャンプを好んで行っていたが、年を重ねると億劫になり、代わりにはならないが、ドライブ旅行で山岳に触れることにしている。

 

 久しぶりに道具を片付けていたところ、ほったらかしにしていたコールマンのストーブが出てきた。アルミ缶にはいているピーク1(ワン)の後継機で、フェザーストーブモデル442である。小型のホワイトガソリンを使用するタイプで、今ではガスストーブを利用する方が多い中、ちょっとしたキャンプや、つりなど山に限らず便利なツールである。災害時にも利用できる。 使用すると、火力が強いし、面倒なことはほとんどない。しかし、十分にメンテナンスを行ってきたわけではなく、年期が入った変色やさびは、勲章の証と思っていたが、いざ使用すると調子が悪かった。バーナーからのガスの炎が一定でなく、さびにやられているようであったため、分解掃除をすることにした。

 

 構造は、本体に燃料であるホワイトガソリンを注入する燃料キャップと燃料タンク、バーナーとが一体になっている。使用に当たってはポンプで空気を入れて、燃料の圧力を高めるポンプノブと、液状の燃料を気化させるジェネレーターがついていて、さらに、火力の調節を行う燃料レバーがついている。

 

 分解はジェネレーターを取り外した後、バーナーリングセットを押さえているねじをゆるめ、取り外す。さびの発生はバーナーの受け皿部分とリングバーナーに集中している。ジェネレーターも外見は銅製パイプで、よほどのことがない限り、腐食による破損はないが、黒くさびる。バーナーセットを押さえているねじがさびで固着し、必要であればショックドライバーで刺激を与えるが、それでもゆるまない場合は、クレ556などのさびを浮かすさび落とし剤を吹き付け一晩放置する。(次回へ続きます)