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原爆投下は正当  

2024-10-13 20:58:16 | 文化

>現代ビジネス   >「原爆投下は正当だった」アメリカ人学生の言葉に日本人精神科医が返した言葉   >内田舞(医師・小児神経科医)の意見・   >11時間・   

>世界は日本人が思う以上に原爆の悲劇を知らない   

1011日、2024年ノーベル平和賞に日本被団協「日本原水爆被害者団体協議会」が選ばれた。   

>広島・長崎に原爆が投下されてから79年の悲願がやっと実った形となった。   

>様々な国が受賞に関して報道し、79年前広島・長崎で何が起きたのか、日本被団協が長年発信してきた「核なき世界」への様々な活動やメッセージなども紹介された。   

>しかし、アメリカと日本では原爆投下に関して温度差は大きい。   

>「アメリカで第二次世界大戦について語られるのは、ヒットラーやユダヤ人大虐殺についてが中心です。   

>そして、映画やドラマといったメディアで題材として多く扱われるのは、第二次世界大戦後の冷戦に突入してからのロシアとの駆け引きばかり。   

>原爆投下に関しては、“投下した”という事実以外、ほとんど語られることがありません。   

 

そうですね。   

 

>実際にあのとき、広島や長崎にいた人々が体験した“人間としてのストーリー”は語られることがほとんどないのです」というのは、『ソーシャルジャスティス 小児精神科医、社会を診る』(文春新書)、新刊『うつを生きる 精神科医と患者の対話』などの著書があるハーバード大学医学部准教授で小児精神科医の内田舞さんだ。   

>内田さんの祖父は広島出身で、現在も多くの親戚が広島に暮らし、祖父や親戚から、原爆の体験について伝え聞くことが多かったという。   

>しかし、アメリカで暮らすと、原爆に対する意識は、日本と大きく異なる場面が多々あるという。   

>この内田さんの違和感は、調査報告にも示されている。   

2015年の米国世論調査機関「ピュー・リサーチセンター」の調査では、広島と長崎への原爆投下について、18歳から29歳のアメリカの若者の47%が「正当だった」と解答している。   

 

好きで 好きで大好きで 死ぬほど好きな戦でも 原爆投下にゃ勝てはせぬ 泣いて崩れた敗戦日 

残念ながらわが国は原爆開発においてアメリカに後れをとった。しかし本土決戦と一億総玉砕はまぬがれた。 めでたしめでたし。    

太平洋戦争初期に、フィリピンの米比軍はキング少将もジョーンズ少将も早々と投降して、75000人以上の将兵の命を救った。

太平洋戦争後期に、日本軍は米空軍の飛来をゆるして、1945年3月10日未明、東京の下町の江東地区がB29約300機による空襲をうけ、死者10万をこす被害を出した。

日本人の指導者には、作戦の成否を予測する力はなかったのか。

人の命はどのように考えられていたのか。‘ぬちだ宝’(いのちは宝)ではなかったか。  

 

20237月、アメリカで映画『オッペンハイマー』公開されたことで、内田さんはアメリカと日本の原爆投下への意識の違いについて、原稿を寄稿した。   

>公開後、多くの人の共感を呼び、話題を集めた記事となった。   

>前編『原爆軽視が根付くアメリカ。   

>『オッペンハイマー』に日本人精神科医が今思うこと』に引き続き、内田さんがアメリカの学生たちと第二次世界大戦や原爆について対話したエピソードを再構成しお届けする。   

>アメリカの学生との対話で感じた想い   

10年以上前のことですが、アメリカ人の学生とこんな会話がありました。   

>その学生は日本語を学び、日本を訪れたときに広島の原爆記念館を訪ねたそうです。   

>そこで日本人が「こんなことをしたアメリカ人は絶対に許せない」と言っていたのを聞き、それに反感を覚えたというのです。   

>「アメリカがあのタイミングで原爆投下して、どれだけ破壊力があるかを世界中に知らしめられたことで、冷戦中の核兵器使用が防がれた。   

>世界の滅亡を避けられたじゃないか。   

>大体、日本は被害者なのか。   

>ユダヤ人大虐殺をしたドイツと連盟を組んで、他のアジアの国にもひどいことをしたじゃないか。   

>それでいて第二次世界大戦といったら原爆投下の被害ばかり語るのっておかしくない?    

 

そうですね。   

日本人には意思が無い。だから、被害者意識はあっても加害者意識がない。被害者意識は恨み節である。日本人以外には関心が無い。日本人の場合は浪花節に成り大衆の慰みになる。      

 

>そもそも戦争中っていろんな国がめちゃくちゃひどいことをしたわけだから、日本が、日本が、って核兵器についてばかり言うのはおかしいと思う」

>その場にいた日本人は私ひとりだったので、とても孤独な状況でしたが、私は勇気を出してこう発言しました。   

>「日本が他国にした酷いことはもっと語られなければならない。   

 

そうですね。アジアで1000万人もの犠牲者を出した。      

 

>戦時中、日本国政府が日本国民に発したメッセージの問題に対しても、もっと学ばなければいけないことはたくさんある。   

 

日本国政府は将兵に自爆攻撃をさせていましたね。      

 

>日本国政府が当時、国際政治の中でよくない判断を下したことも間違いない」   

 

敗戦であったのに責任者がでなかった。   

 

>さらに続けてこう言いました。   

>「でも、それでも私は、日本から『Never Again(二度と繰り返さない)』というメッセージは発し続けなければならないと思う。   

>誰かの責任だということは簡単だけど、それだけが注目されるべき問題ではない。   

 

日本人には意思が無い。意思の無い人間には責任が無い。日本人は責任者捜しに苦労している。    

たとえば【英対する開戦の詔勅】では

洵ニ已ムヲ得サルモノアリ豈朕カ志ナラムヤ

まことにやむをえざるものあり。あにちんがこころざしならんや。

開戦はまことにやむをえないことで、私の本意ではない。   

となる。  

天皇の意思でなければ一体誰の本意で我が国の意思決定が為されたのでしょうか。  

‘誰も責任を取りたがらず、誰も自分に責任があると言わなかった。・・・・・ 一般国民が軍部や文民官僚の責任と同等の責任を負っていると心から考えている人はほとんどいなかった。’   (ジョン・ダワー 増補版 敗北を抱きしめて 下)      

 

>日本に原爆が投下されたのは『冷戦での使用を防ぐための投下』というような、核戦争や核兵器についての議論を『理論的には』と、実体験から隔離した机上の空論のように語るのは良くないことだと思う。   

>実際、原爆投下後のヒロシマやナガサキでどれだけの人がどのように亡くなったのか……。    

>熱波で瞬間的に消えてしまった命、爆風にとばされた人、ガラスのかけらが体中に刺さった人、皮膚がとけ落ちてしまった人、ひどい火傷で川に飛び込んで亡くなった人、白血病で血を吐きながら亡くなった人、親を亡くした子どもたち……。もっともっと様々な生き様がそこにあり、その人々のストーリーなしには核兵器は語られるべきではない。   

>それがNever Againに繋がると思う」   

 

現実の内容だけを語っても現実の問題は解決しませんね。   

 

>さらに、同じ会話の中で、アメリカ人の大学生から「9.11とカミカゼ特攻隊を比べるのを嫌がる日本人がいるのもおかしい」という発言もありました。   

 

そうですね。   

 

>私は「航空機で突進する、という点で、9.11のテロリストとカミカゼ特攻隊の類似点はわかる。   

>そして戦争中ではないときに、一般市民を無差別殺人した9.11のテロリストと特攻隊の加害は違う、という人がいるのもわかる。   

>でも、何よりも『カミカゼ』という言葉でしか特攻隊のことを知らずにイメージするものと、実際の人のストーリーを通して抱くイメージは全く違うものだと思うよ」と話しました。   

>それぞれの立場で感じ方は違う   

>私は、両親が以前、鹿児島県にある「特攻の町」知覧を訪れたときに買ってきた本がとても印象的だったので、アメリカにも持って来ていました。   

>私は彼らにその本を見せ、そこに掲載されている、出陣前に親や好きな子宛に書いた特攻隊員の手紙を訳して伝えました。   

>「今更だけど読みたい本」の題名を綴った手紙、特攻への恐怖を綴った手紙、好きな子への想いを綴った手紙……。   

>写真を見るとまだあどけない10代の思春期の子どもの特攻隊員もいたことを伝えました。   

 

いい年をした日本人の大人が子供にやらせた非人道的な戦闘行為ですね。その責任者はどのような処分を受けたのですかね。      

 

>私の発言を聞いていたアメリカ人の友人達は、「単なる敵国のクレイジーな戦略だとしか教わってこなかったが、こんなに若い子たちだったなんて知らなかった……。   

>こんな子どもの兵士が、心の中では怖いと思いながら飛んでいたなんて考えたこともなかった」「舞が話してくれなかったら一生知らなかったと思う」とさまざまな感想を伝えてくれました。   

>このとき、日本人が私ひとりだったこともあり、日本の人のストーリーをここで語れるのは私しかいないという重圧と、だからこそ湧く使命感を感じ、「わかってもらえるだろうか」と不安を抱えながら、私なりの言葉で伝えたのですが、学生たちの優しい言葉を受けて、なんだかわからないような感情が溢れてきて、皆の前で泣いてしまいました。   

 

お涙頂戴ですかね。   

 

>このときの自分の言葉には何も後悔はありませんが、実はこの話には続きがあります。   

>後日、とても仲が良いシリア人とスペイン人のハーフの友人に「学生たちとこんな対話があったんだよ」と話すと、彼は「僕は9.11のテロリストと日本の特攻隊の違いはわかるけど、どちらも不道徳で腐敗した国家や権力の下で犠牲になった若者だったという点は同じなのではないかと思う」と、ちょっと怪訝な顔で言ったのです。   

 

それは正しい判断ですね。   

 

>この言葉を聞いて、私はシリア人である彼にとって、9.11にまつわる話題をアメリカで語ることがいかに居心地の悪いものであるか、そして同時多発テロだけでなく、実際内戦中のシリアで何が起きているのか、それが一般市民にとってはどのような経験なのか、そういった母国を持つ彼にとってこの話題はどんな思いなのか、といったことを考えずに話してしまったなと、ハッとしました。   

>私が謝ると、その場にいたもう一人の友だちが「同じことを話しても受け取り方が違うこと、またその背景にハッとすることや、『やっちゃった』という体験を通して、私たちの中で理解や共感が生まれるんじゃないかな」と語ってくれました。   

>確かに、互いの理解を深めるためには、対話を重ね知ることがなければ、理解や共感は生まれません。   

>とても大事な言葉をもらったと感じました。

>そう話してくれた友人はその後国境なき医師団に入り、シリアから亡命した難民の精神科医として活躍しました。   

>未だに仲の良い、尊敬している友人です。

(略)

>『ソーシャル ジャスティス小児精神科医、社会を診る 』より   

>私はこうして海外在住の日本人である私の経験を共有する機会をいただけて、とても光栄です。   

>そして、これからも日本の人間のストーリーを世界の中で語っていくつもりです。   

>こうしている今も、ロシアとウクライナ、イスラエルとパレスチナなど世界では武力での衝突が続き、核への脅威は非常に危ういところに来ていると感じます。   

>今回のノーベル平和賞は、そういった核の脅威が迫っていることのひとつの問題提起であるとことは確かです。   

>この受賞は活動されてきた日本被団協の方々の血のにじむ努力の賜であると同時に、私たちはその思いを引き継ぎ、発信し続けなければならないと、受賞のニュースをボストンで見ながら強く感じました。   

>ヒロシマ・ナガサキから「Never Again(二度と繰り返さない)」のメッセージを世界に広めていくこと、世界唯一の被爆国の日本だからこそできる、とても重要な平和へのアクションだと思うのです。   

 

 

 

 

 

 

 


田中煕巳氏  

2024-10-13 16:31:31 | 文化

TBS NEWS   >日本被団協にノーベル平和賞 田中熙巳代表委員「抑止力というのは抑止が効かないときには使うということ」 電話で石破総理に訴え   TBS NEWS DIG_Microsoftによるストーリー・   >10時間   

>石破総理は12日、ノーベル平和賞の受賞が決まった日本原水爆被害者団体協議会の田中熙巳代表委員に電話で祝意を伝えました。   

>これに対し、田中代表委員は核兵器廃絶を改めて訴えました。   

>田中熙巳代表委員   

>「抑止力っていうのは結局、抑止が効かないときには使うということですからね。   

 

そうですね。  

 

>私どもは使われることの方が先に頭に来るんですよね」   

 

相手を信用することが大切ですね。無責任体制では手がつけられませんね。   

日本人には意思が無い。意思の無い人間には責任が無い。日本人は責任者捜しに苦労している。    

たとえば【英対する開戦の詔勅】では

洵ニ已ムヲ得サルモノアリ豈朕カ志ナラムヤ

まことにやむをえざるものあり。あにちんがこころざしならんや。

開戦はまことにやむをえないことで、私の本意ではない。   

となる。  

天皇の意思でなければ一体誰の本意で我が国の意思決定が為されたのでしょうか。  

‘誰も責任を取りたがらず、誰も自分に責任があると言わなかった。・・・・・ 一般国民が軍部や文民官僚の責任と同等の責任を負っていると心から考えている人はほとんどいなかった。’ (ジョン・ダワー 増補版 敗北を抱きしめて )  

 

>田中さんによりますと、石破総理は電話でノーベル賞受賞の祝意を述べたということです。   

>一方、田中さんが核兵器の廃絶を訴えると、石破総理は「究極的には廃絶だ」としながらも、「現実的な対応をしていかねばならない」との考えを示し、「またゆっくり話をしたい」と提案があったということです。

 

名月を取ってくれろと泣く子かな  (小林一茶

泣く子は現実的な対応をしていませんね。名月は泣く子の手には入りませんね。      

核兵器の廃絶は遠い未来の目標ですね。非現実 (考え・哲学) の内容を現実の内容 (事実) に変えることが人生における我々の励みでもあり苦しみでもありますね。     

人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし。急ぐべからず。     

 

>田中さんは報道陣の取材に対し、「石破総理は、『私はわかっています』というが、わかってはいない。   

>核兵器廃絶と言いつつ、国の政策でやろうとしてることとまったく結びついていない」と強い口調で語りました。   

 

朝三暮四ですね。(朝三暮四: 眼前の差別にばかり拘って結果が同じになるのを知らないこと)     

 

 

 

 

 

 

 

 

 


日本の核武装  

2024-10-13 01:16:56 | 文化

>東洋経済オンライン   >日本の核武装が「どう考えても無理」な具体的根拠に核兵器の開発は「気合でできるものではない」   >佐藤優の意見・   >5時間・  

>国際関係が緊張を増す情勢のなか、折に触れて話題にのぼる「核武装の是非」ですが、元外務省主任分析官の佐藤優氏によれば、日本の核武装はアメリカとの関係だけでなく、技術的な側面からも現実的ではないといいます。   

>佐藤氏が指摘する、日本が「絶対に核武装できない」具体的な根拠とは。   

>※本稿は、佐藤氏の著書『佐藤優の特別講義 戦争と有事』から、一部を抜粋・編集してお届けします。   

>70年代から続く「日本の核武装」に対する議論   

>日本の核武装という問題は、かなり前から議論されてきました。   

>たとえば、アメリカの研究者ウィリアム・H・オーバーホルトが編集した『アジアの核武装――その可能性と現実』を読むと、1970年代にも、日本の核武装についての意見が述べられていたことがよくわかります。   

>最近では、アメリカの国務長官だったキッシンジャーが2023年に「この国は5年で核大国になる準備をしている」という発言をしたことでも話題になりました。   

>この問題は、日本とアメリカだけで話題になっているものではありません。   

>たとえば、エマニュエル・トッドは『第3次世界大戦はもう始まっている』で、「中国や北朝鮮にアメリカ本土を攻撃できる能力があれば、アメリカが自国の核を使って日本を守ることは絶対にあり得ません。   

>自国で核を保有するのか、しないのか。   

>それ以外に選択肢はない」と述べています。   

 

他力本願・神頼みでは成り立たないのですね。   

 

>トッドのこの発言を肯定するにしろ否定するにしろ、今や日本が安全保障という側面で岐路に立たされていることはたしかです。   

>核武装はやるなら「極秘」に進めなければならない   

>アメリカが認めないにもかかわらず、日本が独自に核兵器の開発を行うということはまず考えにくいでしょうが、アメリカの許可を得て核兵器を開発することは可能ではないかという意見は存在しています。   

>しかし、私はその可能性はないと考えています。   

>アメリカが絶対に核を日本に持たせたくないからです。   

 

それは、この前の戦争を見ればわかることですね。   

 

>日本はかつてアメリカと戦争をした国ですから、持たせるはずがないのです。   

>何十年経とうと、アングロ・サクソンという民族は、戦争で敵対した記憶を絶対に忘れないのです。   

 

そうですね。歴史の教訓は良く学ぶべきですね。   

 

>核武装実現の最大の障害は原発です。   

>アメリカが日本に原発を持たせるということには、2つの意味があります。   

1つは原子力エネルギーによって日本を、アメリカのウランに依存させるということ。   

2つ目は核武装させないということです。   

>これに加えて、日本には核武装を困難にする現実的な問題があります。   

>それは、この国の人々は秘密を守れないという点です。   

 

そうですね。日本人には秘密が無いですね。    

 

>いったん核武装を行うと決めると、世界中から圧力がかけられます。   

>たとえば、他国で日本製品のボイコットが必ず起きます。   

>そして反日感情が高まり、あからさまな反日運動も多発するでしょう。   

>だから、核兵器はある日突然でき上がっていないといけないものなのです。   

>核兵器開発は、もしやるなら極秘にやらなければいけません。   

>ですから、どこの国も極秘裏にやっています。   

>韓国が一時期、朴正煕時代に極秘裏に核兵器開発を行い、アメリカに締め上げられたことがありましたが、このように、同盟国にも絶対に知らせずに開発しなければならないものなのです。   

>今日、核武装計画を立てたら、翌日、それが新聞に出ている日本のような国では、核兵器開発はできないのです。   

>それから、核シェアリング(共有化)という考え方があります。   

>この点に関して、トッドは前掲書の中で、「いま日本では『核シェアリング』が議論されていると聞いています。   

>しかし、『核共有』という概念は完全にナンセンスです」と述べ、さらに、「『核の傘』も幻想です。   

>使用すれば自国も核攻撃を受けるリスクのある核兵器は、原理的に他国のためには使えないからです」とも述べています。   

>また、現在議論されている核の共有化とは、これまではアメリカがボタンを押せば核弾頭ミサイルが飛んだわけですが、今度は、日本もボタンを押さないといけないということです。   

>要は、ボタンを2つ押さないと核弾頭ミサイルは飛びません。   

>もちろん日本だけがボタンを押しても核弾頭ミサイルは飛ばないのですが、ただ、アメリカが飛ばそうとした場合の拒否権を、日本が持てるようになる可能性はあります。   

>これが核の共有化の実態なのです。   

アメリカへの絶大な信頼に依拠する「非核三原則」   

>日本には非核三原則がしっかりと存在しています。   

>日本安全保障戦略研究所編の『日本人のための「核」大事典』にも、「衆議院本会議は、昭和461971)年1124日に沖縄返還協定の可決に際して、核兵器を『持たず、作らず、持ち込ませず』の非核三原則を内容とする『非核兵器ならびに沖縄米軍基地縮小に関する決議』を採択した。   

>その後、非核三原則は、核兵器に関する日本の基本政策とされ、政府や国会は同原則を繰り返し確認してきた」と書かれています。   

>ただ、私はこの非核三原則には意味がないと考えています。   

>なぜなら、アメリカは、アメリカの艦船が核兵器を搭載しているか否かについてはいっさい発言しません。   

>核兵器を持ち込んでいてもノーコメントですし、持ち込んでいなくてもノーコメントなのです。   

 

核兵器には秘密が存在するということですね。   

 

>日本が立てている論理は、アメリカとの信頼関係は絶大なので、持ち込むときはアメリカが事前に通告しないことはあり得ないという前提に立っています。   

>ですから、非核三原則は実際には意味をなさないものだと考えられるのです。   

>このような状況ですので、一部の人は非核三原則を改めて二原則にするべきだと主張しています。   

>そうすれば、有事のときに核兵器を日本に持ち込めることになる。   

>これはきわめて重要なことです。   

>日本の核武装が「絶対に無理」な構造的理由   

>勇ましく「日本を核武装化すべし」と唱える言論人がいます。   

>しかし、それは現実的ではありません。   

>核武装化にはハードルが多過ぎるからです。   

>まず、核実験をどこでやるかという問題があります。   

>辺野古基地の移設でさえあれだけもめているのに、どこの都道府県が核実験場の建設を受け入れてくれるでしょうか。   

>海中でも実験はできません。   

>海中で実験をすると、部分的核実験停止条約に違反します。   

>日本がこの条約に加盟している以上、実験はできません。   

>もちろんこの条約から離脱すれば、核実験はできるようになりますが、北朝鮮と同じ仲間ということになってしまいます。   

>北朝鮮はこの条約の非加盟国で、核実験を何度も行っています。   

>そしてご存じのように、世界中から厳しいバッシングを受けています。   

>また、フランスやイギリスの場合を見てみましょう。   

>実は両国には核ミサイルの地上基地がありません。   

>フランスもイギリスも、核ミサイルは原潜にしか積んでいないのです。   

>なぜかといえば簡単な話で、原爆3発くらいで両国は失くなってしまうからです。   

>地上に基地を置いたら狙われるだけですから、地上に基地はつくれないのです。   

>アメリカのように、ネバダ砂漠やアリゾナ州のような広大な無人地域があったり、ロシアのように広大なシベリアがあるなど、国土が広くないと、地上に核基地は置けないのです。   

>そうすると、潜水艦への搭載しかなくなります。   

>しかし、原子力潜水艦の技術はどの国も提供してはくれませんから、日本で自力開発するしかありません。   

>それには10年ほどの時間と莫大な資金が必要になる。   

>つまりは、ハードルが多過ぎるのです。   

>現時点では、日本が原潜を開発するという動きすらありません。   

>なぜなら、原潜を建造するとなれば、そうりゅう型の潜水艦をつくった意味がなくなるからです。   

>原潜とほぼ同じ性能で、1年中、水中に潜っていられるそうりゅう型の潜水艦を三菱重工と川崎重工でつくっている状況で、それをお払い箱にしてまで原潜をつくるメリットがないのです。   

>核武装の意図を表明した瞬間、日常生活が破綻する   

>結局、日本の核兵器開発はがんじがらめの状況になっており、日本は核武装できないようになっているというのが現状です。   

>核兵器開発の問題はメディアのテーマにはよく上がりますが、少し論証していけば、このようにすぐに詰まってしまい、最終的には「それを気合でやるんだ!」という話で終わりになってしまいます。   

 

それは、日本人の得意な精神論ですね。   

 

>当然ながら、核兵器開発は気合でできるようなものではありません。   

 

そうですね。わが国の原爆開発は失敗しましたね。   

 

>それから、重要なポイントを忘れてはいけません。   

>日本は神風特別攻撃隊をつくった国です。   

>民族の性質は、80年や100年そこらでは変わりません。   

 

そうですね。  

'敗因について一言いはしてくれ。我が国人が あまりの皇国を信じ過ぎて 英米をあなどつたことである。我が軍人は 精神に重きをおきすぎて 科学を忘れたことである'  (昭和天皇)    

 

>そんな国に核兵器を持たせたら何をやるかわからないとアメリカは考えています。   

 

そうですね。兎角この世は無責任ですね。   

‘誰も責任を取りたがらず、誰も自分に責任があると言わなかった。・・・・・ 一般国民が軍部や文民官僚の責任と同等の責任を負っていると心から考えている人はほとんどいなかった。’   (ジョン・ダワー 増補版 敗北を抱きしめて 下)       

 

>アングロ・サクソンの国はそういう考えの下で、絶対にドイツと日本には核兵器を持たせないのです。   

>つまり、根本的には信用していないのです。   

 

そうですね。リーズン (理性・理由・適当) がないですね。リーズナブルな答えが出せない民族ですね。        

 

>国家という存在は本来そういうものです。   

>そうでなければ、とっくに世界連邦はできており、世界に平和がやってきているはずです。   

 

そうですね。   

 

>結局、日本に核武装は必要ないとともに、政治的・物理的にもできないのです。   

>そもそも日米原子力協定があるので、核武装をした瞬間に、あるいは核武装の意図を表明した瞬間に、日本の原発のウランは全部アメリカに回収されてしまうでしょう。   

>その瞬間に、日本は多くのエネルギーを失い、現在の生活が維持できなくなってしまうのです。   

 

それは恐ろしい事ですね。