黄昏どき

老いていく日々のくらし 心の移ろいをありのままに

戦争のない平和な世界を

戦没画学生<生命の絵>展を観て

2014年03月25日 | つぶやき


遅くなったが「無言館」所蔵作品による戦没画学生<生命の絵>展ヘ行ってきた

2月 天満敦子さんの無言館に捧げるるコンサートで感銘を受け

 窪島館長さんのご挨拶に胸を熱くし是非と思っていた

特攻隊で亡くなった従兄と同年代 

同じ時期に散った画学生の作品を観ながら

涙があふれてとまらなかった

興梠 武氏の「編物をする夫人」

山之井 龍郎 俊朗 兄弟の作品など 全て思いのこもった作品である

遺品も陳列されてあり 「軍事郵便」に描かれたユーモラスな絵に目が留まった 

ハガキからは死と向き合っている様子が感じられない長閑な雰囲気である

吉田二三男(福岡県生れ 享年30)挿絵画家としても活躍しつつあった 

「七十になっても八十になっても絵筆を離したくない」

残した日記に書いてあったそうである

戦後69年目を迎え戦争を知らない世代が多くなった

政治の在り方に疑問と不安を感じているこの時期に展覧会を観

戦争のむごさ悲惨さを決して忘れてはいけない 

繰り返してはいけないことを改めて考えさせられた

主催者に感謝し 多くの市民の方に若者に是非観ていただきたいと願っている

展覧会は4月6日まで 北海道立旭川美術館で開催中

  

吉田 二三男 「培風寮炊事場」(コンテ)         興梠 武 「編物をする夫人」


コメント (2)
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