可愛いキタキツネのデジブックを観ていたら
幼い頃のことが甦ってきた
釧路郊外に住んでいたが
物心ついたとき 家に狐がいた
昭和二けたのはじめの頃である
祖父が動物好きだったらしく
裏庭に狐を飼っていた
大きな檻の中で 怖そうな顔をしており
臭かったのと よく逃げたことを覚えている
何処にも隙間はないのにいつの間にか逃げ
探して連れ戻していた
狐は化かす 化ける というが
父も 子守してくれたお姉さんも 化かされたことがあった
祖父が亡くなったとき飼うのをやめたらしい
襟巻にだけはならなかった
十勝岳山麓でみかけたキタキツネをGIMPでくり抜き
合成する