終わりに近づいた朝ドラで
娘の千代が婿養子を迎えた
戦前は跡取りの男子がいない場合は婿養子を迎えるのが常であった
夫の家も私の実家も婿養子
どちらの父もお婿さんである
実家は子供が母一人だったので三男の父が婿養子になったらしい
かかあ天下とよく言うが 子供心にも母の方が権力が強く見え
母の方が怖かった
父は戦争に行ったり 抑留されたり 6年間も不在だったので
そうならざるより仕方がなかったのかも知れないが
父に怒られた記憶はほとんどなく 優しかった
夫の父は結婚前に亡くなったのであったことはないが
リンゴ農家の次男で教師になり
跡取り息子が亡くなった家の婿養子になったそうである
田舎で子供が8人に年寄もいる家庭
義母が中心になっての生活だったらしい
わが家も女の子が2人の女系
二人とも結婚して家を離れたが 戸籍が新しくなる今では当然のことである
離れても最近は何かと面倒を見てもらっている
娘二人の婿さんたちが優しいので有難い
ふと気がつく
定かでない結婚記念日が今頃だった
数えたら59回目
我家はカカア天下でないと思っている・・・