黄昏どき

老いていく日々のくらし 心の移ろいをありのままに

戦争のない平和な世界を

母と祖父とマージャン

2019年05月12日 | 思い出

今日は母の日そして祖父の命日である

82年前私が4歳の時亡くなった祖父

一人娘だった母は厳しく育てられたと話していたが

孫には優しくメロメロだったらしい

籐の大きな乳母車に姉と二人乗せてもらい散歩したことを

微かに覚えている

 

母から聞いた話では

婿であった父が覚えてきたマージャンを

亡国の遊びと非難していたが すぐ夢中になり

自分が遊びたいために 

とうとう離れをマージャン荘にしたそうである

昭和のまだ戦争の足跡がきこえない時代である

祖父が亡くなった年に日中戦争がはじまり

父は出征 

母と子の寂しい日々になりマージャンどころでなくなったが

積み木替わりにして遊んでいた

 

敗戦後の生活が落ち着いた頃にマージャンは復活し

実家では家族マージャンが続いた

母は100歳までマージャンを楽しみ101歳で亡くなった

私だけはマージャンを忘れたが

姉妹姪たちは今でも楽しんでいるようである

5尺7寸 堂々とした体格で

剣道 弓道 謡曲 をたしなみ

日露戦争にも従軍し勲章をもらっている

母88歳の米寿のお祝いの時の舞

今日は父を交え天国でマージャンを楽しんでいるかも・・・・

 

母の端くれの私も

娘たちからお祝いをもらい感謝している

コメント (2)
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