何気なく見ていた ダーウィンがきた
サバンナのオオカミの落ちこぼれ教育
旭山動物園の シンリンオオカミ
ふと 母の昔話を思い出した
明治40年(1907年)生まれの母は北海道で生まれた
物心ついたころは
支笏湖の奥の発電所の社宅に暮らしていたそうである
なにもない山奥で
夜になると
オオカミの遠吠えや キツネの鳴き声が聞こえて来て
とても怖くて淋しかった・・・と
調べてみると北海道にはエゾオオカミがいた
アイヌの人たちとは共存していたが
明治に入り開拓がはじまると
家畜(馬)を襲うようになりオオカミの駆除が行われた
毒餌も使われ20世紀になる頃には絶滅したとされている
幼い母の思い出だが強烈に覚えており 20世紀の初めにも
オオカミはまだ生存していたのだろう
人間の浅はかな考え むごさの犠牲になった
前列真ん中が 母
住んでいた 山奥の発電所も調べてみると
驚くことに120年近く経った今も使われていた
建設当時の写真も載っている
東京新聞 2019年04月17日
<原発のない国へ すぐ傍の未来へ・番外編>明治の水力発電所と生きる街
原発のない国 戦争をしない国
思い出話から思いは広がっていく