黄昏どき

老いていく日々のくらし 心の移ろいをありのままに

戦争のない平和な世界を

77年前のこと & 空

2022年08月18日 | 戦争

17日の夕方 東から南の空が染まっていた

 

わけもなく嬉しい

 

 

 

 

 

8月18日は

敗戦後樺太から引揚げた日であり 33歳になった孫の誕生日である

予定だった 引揚げ船 小笠原丸に乗っていたら

 

孫も存在しなかった

 

77年経っても 運命の不思議さを感じているが

 

 

樺太引揚げの記 2

 

私たちが乗った 白龍丸には 船倉に

 

 

大勢の朝鮮の人たちが乗っていた

 

おそらく 強制的に樺太に連れてこられ

炭鉱などで労働させられていた人たちだったと思う

 

お酒でも飲んでいたのだろう

 

今までのうっ憤を晴らすように大声でわめく

 

うなり声は 暴動でも起きるのかと 恐ろしさでいっぱいだったが

 

今思えば 一番の犠牲者だった 

 

小樽に入港した時 上陸するのは見ていないが

 ふる里 朝鮮に 無事 帰ったのだろうか

 

 

 

 

樺太には大勢の朝鮮の人がいた

 

5・6年生の時のクラスにも 権さんという名の人がいた

 

勉強はできる方だったが 女学校は受験しなかった

 

一度部落へ遊びに行ったが お母さんは日本語は話せず

 

白い服を着ていた記憶がある

 

樺太に取り残された 人が多かったが

 

権さんはどうなったのか ふと思う

 

 

 

 

🤧 🤧 🤧 🤧 🤧

 

熱は出ないが まだすっきりしない身体

喉がイガイガ 偶に咳がでる

籠っている

 


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