黄昏どき

老いていく日々のくらし 心の移ろいをありのままに

戦争のない平和な世界を

岩手の友のこと

2024年11月06日 | 思い出
「母の待つ里」を読みながら 古い友を思い出していた



遠野とは違うが 岩手の盛岡近郊の村


夏休みに遊びに行った


藁ぶき屋根の 囲炉裏のある小さな家だった


トイレとお風呂は外で 五右衛門風呂だった


満天の星の下で入ったお風呂は


おっかなかったけれど 心地よかった


お父さんは傷痍軍人で片足が太ももから無く



友が一家の大黒柱として頼られているのだと知った



近所のおばあさんの話しは 友に通訳してもらった



卒業してからも 結婚してからも


何度も行ったり来たり


杉で建てたという広い家になってからも



家族ぐるみの付き合いは続いたが


突然の死から



40年以上経った



私とは正反対で  我慢強く しとやか


つややかな長い髪をつげの櫛で梳いていた姿が




小説の中の母 と重なってくる







アメリカの様子が気になる

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