風になれ

大自然のふところで山歩きを楽しむ生活。
いつの日にか、森にそよぐ風になれたら・・

映画「60歳のラブレター」

2016-10-03 | 日本酒


 10月に入った。10月1日は日本酒の日でもあり、祝い酒でスタートだ。
 長年、企業人をしていると、9月が終わり10月に入ると、下半期が始まったという気持ちで、気分が一新する癖がついた。実質、月曜日の今日から下半期は始まる。
 昨晩、アマゾンのプライムビデオで中村雅俊さん主演の映画「60歳のラブレター」を観た。7年前、封切りの時に一度観たことのある映画だけど、あの時とはまた違った味わいがあった。60歳という年齢は還暦というだけあって一生のうちで大きな節目の歳まわりなのだろう。還暦から後期高齢者の75歳までの15年間を輝かしく充実したプラチナの期間にしたいものだ。


日本酒女子の「酒うらら」

2016-07-14 | 日本酒


 日経新聞の地方版の「縦横夢人」欄に岡山県西粟倉村で「酒うらら」という酒屋を営む道前理緒さんの記事が載っていた。
 日本酒好きが昂じて西粟倉村に移住して、「森の学校」(廃校となった小学校)で酒屋を始めた松江市出身の日本酒女子33歳のチャレンジだ。日本酒の伝道師として出張日本酒バーも開かれているのだとか。道前さんは僕と同じ、お燗の方が好きなため、基本的に常温で扱える日本酒に絞られているようだ。今、とかく冷酒が幅を利かせている中で、常温で美味しく飲める酒を探して、「造り手とじっくり話し、飲んで、ほれ込んだものを」選んで、販売されている。
 この記事を読んで、県北で日本酒と真摯に向きあっている日本酒女子がいることを知り、日本酒党の片割れとしてすっかり嬉しくなった。早く「酒うらら」を訪れてみたい。


大美酒造の美保鶴

2016-07-13 | 日本酒


 蒜山高原で酒造りをしている大美酒造に立ち寄った。上撰・美保鶴と純米吟醸・美保鶴の2本買って帰り、早速味わってみると、しっかりとした味わいのある旨し酒だった。
 純米吟醸の美保鶴のラベルをよく見ると、醸造アルコールとアルコール分の表示が修正してあった。せっかく印刷したラベルを修正してまで有効活用するこの飾らない姿勢、田舎の素朴さがまたいい。
 一度も呑んだことのない酒蔵の酒だったけど、いい酒と酒蔵に出会えた喜びがあった。 


娘と過ごす週末

2016-06-25 | 日本酒


 娘が暮らす東京に来ている。土曜の朝一番のJALで上京し、銀座マロニエ通りのスタバで合流した。10:30の開店にあわせて大塚家具銀座店に入り、娘お目当ての食器棚をあれこれ見た末、購入した。
その後、新宿のヤマダ電機で冷蔵庫と洗濯機を買う。今回の上京のお役目を果たした。
 大都会で一人暮らしをしている娘に父親として甘いかもしれないけど、いくつになっても娘は娘。親としてできるだけの応援は惜しまない。
  久しぶりに東京で娘と一緒に過ごす至福のひととき。新宿のデパートで佐渡島の蔵元が出張販売していた天領盃を一本買った。今晩は娘のマンションで佐渡島の純米天領盃に酔いしれよう。


大典白菊のトリプルA

2016-05-30 | 日本酒


 天満屋の地下で大典白菊のトリプルAという風変わりなネーミングの純米酒を見つけた。県北、高梁市成羽町にある白菊酒造は大好きな蔵元の一つだ。
 トリプルAは岡山県産の食米の朝日米、アケボノ、アキヒカリの3種類の米を使った無濾過生原酒で、米の頭文字が三つともAで始まるのでトリプルA。何ともオシャレなネーミングだ。それに加えてラベルの斬新さがいい。ワインかと見紛うばかりのデザインでクールだ。迷わず一本買った。

 夕方、息子夫婦と帰省中の娘と食卓を囲んで食事をした。トリプルAの封を切る。旨い。若い生原酒のフレッシュな香りが実にいい。いい酒と出会えた喜びで、会話が弾んだ。



獺祭の夜

2016-04-18 | 日本酒


 金曜日の夜、仕事を終えてから急いで岡山駅に向かった。福山行きのサンライナーに間に合った。毎年恒例の獺祭を呑む会に出席するためだ。
 お店に着くとちょうど会が始まったばかりだった。まずは獺祭の発泡にごり酒スパークリング50で乾杯。



 その後、純米大吟醸・磨き二割三分の封を切る。ここまで磨けば酒米の旨味を凝縮したようなものだ。喉越しも最高。旨い。
 次に純米大吟醸・磨き三割九分や純米大吟醸50と続いた。楽しい会話を重ねながら、美味しい肴で旨し酒を飲み続けた。ほどよく酔いが回った頃に終電の時間が来てしまったので急いで店を後にした。


柄酒造の関西一

2016-03-14 | 日本酒


 昨日、山裾の池の土手で一本だけ頭を出した「つくし」を見つけた。春到来だ。

  くれなゐの
   梅ちるなべに 故郷に
  つくしつみにし
    春し思ほゆ
            正岡子規



 日曜日の夜、一週間ぶりに息子夫婦としゃぶしゃぶの鍋を囲んで食事をした。
 広島・安芸津、柄酒造のしぼりたて「関西一」の封を切る。安芸津は広島杜氏を輩出する酒どころ。新酒ならではの「関西一」の香りを冷酒とぬる燗で楽しんだ。
 旨い酒を交わしながら、一週間の出来事を賑やかに語り合う。明るい話題ばかりを笑顔で話しあえる幸せをかみしめた。


難波酒造のにごり酒「富久迎」

2016-03-06 | 日本酒


 土曜日の夜、ハンナをシャンプーした後、津山・難波酒造の季節限定にごり酒「富久迎」を飲む。今の季節だけ味わえる白い生の原酒だ。「蔵元の親父だけしか知らぬ味」というキャッチコピーも偽りなしで、実に旨い。「にごりの難波」と言われるだけある。



 たくわんをアテに、にごり酒を心ゆくまで味わった。ハンナは、こんなオヤジには付き合いきれんと言わんばかりに横でウトウトしだした。




沖縄泡盛『残波』

2016-02-27 | 日本酒


 旅行のお土産で沖縄・比嘉酒造の泡盛『残波』を頂いた。息子夫婦や娘たちと鍋を囲んで早速いただく。実に旨い泡盛だった。
 日本酒党だけど、たまにはキリッとしまった泡盛もいい。湯割りした『残波』の喉越しを楽しみながら、海と空の青さと太陽の強い日差しを思い浮かべた。


純米雄町65を味わう

2016-02-07 | 日本酒


 ハンナを連れてカジュアルイタリアンの店、パスタフローラに行く。岡山市内でペットを連れて入れる数少ないレストランの一つだ。
 クアトロフォルマッジオのピザを注文。ハンナは芳しい香りがたまらないみたいで、ウクッウクッと甘えたような鼻声を出し始めた。
 ハンナと濃厚なチーズのピザをシェアする。奥深い味のチーズを堪能して、満足して家に戻る。



 早速、パスタフローラの隣の酒屋さんで買った勝山の酒、辻本店の御前酒の封を切る。雄町米の精米歩合65%、純米無濾過生原酒は香りも品が良くて、旨い酒だった。
 Amazon Prime Videoで007のアクション映画を見ながら一人、御前酒を楽しんだ。



 岡山は美味しい地酒に恵まれた酒どころの地。美味しい地酒を呑むたびに、この地に暮らせる幸せを思う。


伊勢エビと大正の鶴

2015-11-04 | 日本酒


 夕方、息子夫婦が大きな伊勢エビを提げてやってきた。まだ元気よく跳ねる伊勢エビを早速さばいて、刺身と寄せ鍋にしてくれるようだ。
 僕は待ちきれなくて、準備が整うまでカナディアン・ウィスキーCrown Royalのロックをちびりちびりやりながら時間待ちする。
 寄せ鍋ができるまでの肴にと伊勢エビの刺身を先に出してくれた。歯ごたえがあって実に味わい深い味だ。


 
 鍋が運ばれてきたので、冷蔵庫から「大正の鶴」を取り出す。岡山県北の地酒、真庭市・落酒造場の「純米 大正の鶴 七五精米生原酒」で「備前朝日」という本来は食米を原料に使ったお酒だ。息子から今晩一緒に食事をしようというメールが入った後、「ワインの武田」で仕入れて冷蔵庫で冷やしていた。
 冷やで頂く。香りが適度に広がり飽きのこない美味しい見事な酒だ。鍋を囲んで、息子夫婦と楽しい語らいが続く。
 鍋の季節はいいなあ。鍋も酒も美味しかった。


獺祭を呑む会

2015-10-31 | 日本酒


 山の会の会長からお誘いのあった「獺祭を呑む会」に出かけた。萌美野に着くとすでに男女6名で食事が始まっていた。
 軽く生ビールで喉を潤した後、まず獺祭の発砲にごり酒スパークリング50をシャンパングラスに注いでオシャレに乾杯。フルーティなスパークリングにごり酒だ。
 次に登場したのが純米大吟醸 磨き二割三分。山田錦特有のふくよかな香りを楽しむ。肴は小鉢に入った素朴な家庭料理。獺祭の香りを邪魔することのない控えめな味付けでどれも美味しい。酒がすすむ。
 その次に獺祭の純米大吟醸 磨き三割九分の封を切る。フルーティさは磨き二割三分と同じで、これも実に美味しい。台湾の雪山遠征のビデオを観ながら、愉快な人たちとの会話が弾む。もう一本、獺祭の封を切る。気がつくとすっかり夜が更けてしまっていた。
 

喜久水十二番とパンプキンパイ

2015-10-17 | 日本酒


 知り合いから頂いた瀬戸内海の魚・タナゴを料理しに息子夫婦が夕方家に来てくれた。僕はまったく魚を捌くことはできないので、ありがたい。
 焼き上がったタナゴを肴に秋田県能代市の喜久水十二番を呑む。この酒は秋田蔵付分離酵母を使った純米酒で、実にふくよかな味わいのある酒だ。昔から秋田県内の酒蔵に住みついている酵母を分離選別して純粋培養した酵母らしい。実に味わい深い、旨い純米酒だった。
 
 土曜日の午後、知人宅を久しぶりに訪ねて、四方山話をして過ごす。買い物に出かけた奥さんまで携帯電話で呼び戻して下さった。我がままな旦那だけど、久しぶりに奥さんにもお会いでき、話をすることができた。帰り際に、焼きあがったばかりの手作りパンプキンパイをお土産に持たせて下さった。
 お陰で今晩は我が家でもばあちゃんとハローウィンだ。ありがたい。


西条の酒祭りを愉しむ

2015-10-11 | 日本酒


 西条(東広島市)の酒祭りに5人で出かけた。9:30にはメイン会場の酒広場に到着したが、すでに長蛇の列が長く延びていた。10時の開場から遅れること20分後にようやく入場できた。毎年、2日間で20万人を越える入場者のある大きな祭りだ。
 入口でお猪口を一つもらい、全国から集められた千銘柄の日本酒の試飲を始めた。



 まずはご当地、龍勢 純米大吟醸 黒ラベルから。朝酒が胃に沁みる。旨い。中国地方から北海道・東北地方のブースに移り、青森の大輪菊盛を頂く。岩手、秋田、山形、福島を一通り済ませて中部地方の新潟に移った。さすがに新潟は人気が高く、長い列の末尾に並んだ。 



 会場は溢れんばかりの超満員。広場全体になごやかなムードが漂い、美味しい酒に囲まれて優しい笑顔がこぼれている。日本は平和でいい国だなあとしみじみ思う。
 12時半頃に酒広場を後にして、亀齢酒造と賀茂泉酒造の酒蔵を巡り、純米大吟醸の限定酒の升酒で締めくくった。


日本酒の美味しい季節

2015-10-03 | 日本酒


 金曜日の夜、息子夫婦と「びんび亭」へ魚料理を食べにいった。魚料理を食べたくなると出かけるお気に入りの庶民的なお店だ。
 いつもの会席コースをお願いする。美味しい魚料理に舌鼓をうち、ぬる燗の酒に酔いしれた。週末の楽しみはこれに尽きる。



 夕方、福山市まで「台湾遠征の反省会」という名目の飲み会に出かける。日本酒の美味しい季節。今晩も楽しみだ。
 シルバーウィークに登った台湾の雪山や基隆山を今、懐かしく思い出す。台湾の山は自然豊かで美しく、台湾の登山者のマナーもよかった。
 台湾の山の話を肴に今夜も美味しい酒が呑めそうだ。