風になれ

大自然のふところで山歩きを楽しむ生活。
いつの日にか、森にそよぐ風になれたら・・

ロードレーサーの修理

2016-12-11 | バイク


 娘を岡山空港まで車で送り、その後、岡山駅前までバスで忘年会に出かけた。
 忘年会から戻るといつものようにハンナが、ハンナだけが僕を待っていてくれた。またハンナと二人っきりの生活に戻った。ばあちゃんは寝たままなので、また夜中に起きてヘルパーさんがこしらえてくれた夕食を食べるのだろう。
 2年前に先立ったカミさんの三回忌も無事終わり、僕も精神的に徐々に復活しつつある。昨日はロードレーサー(自転車)のパーツの一部取り換え修理をお願いしていたご近所の自転車屋さんに立ち寄り、組み立て中の僕の自転車を前にしばらくバイク談義をした。また少しだけロードレーサーをこいでみようと思う。今更、レースに出るのは難しいだろうけど、風をきって島巡りのような楽しみのバイクツーリング程度は復活させたいと思う。バイクの仕上がりを心待ちにしている。


小豆島 瀬戸内国際芸術祭

2016-08-01 | バイク


 日曜日の朝、ハンナを連れて、バイクで小豆島に渡った。
 波一つない穏やかな瀬戸内の海をフェリーは滑るように進む。朝の冷んやりした風が心地よく、フェリーの甲板は快適だった。



 一時間ほどで土庄港に着く。苗羽小学校を目指してバイクを走らせた。
 ハンナはすっかりバイク馴れして、怖がることもなくバッグの中に収まり、流れる景色を興味深げに眺めている。



 苗羽の港でしばらく過ごした後、二十四の瞳の岬の分校に足を伸ばした。これまでに幾度となく訪れている場所だけど、あの校舎に漂う空気がいい。つい、懐かしい唱歌を口ずさんでしまった。



 その後、「愛のボラード」と名付けられた清水久和さんの作品を見に行った。



 どこまでも空は青く、下には美しい海が広がっていて、気持ち良く田ノ浦の海岸線を走った。


バイク復活

2016-05-22 | バイク


 夕方、埃をかぶったバイクを水洗いして綺麗にした。昨日から24時間以上バッテリー充電を続けたので、エンジンをかけると軽快にボクサーエンジンが始動した。エンジン音が耳に心地いい。ここ一年あまり、あれだけ好きだったバイクにまったく乗る気が起きなかった。それが最近になってようやく残りの人生に前向きな気持ちが復活して、バイクにも乗りたくなってきた。
 今日は掃除をしただけでバイクを駆ることはできなかったけど、来週末は少し走らせてみよう。

バイクのこと

2016-05-21 | バイク


 バイクを手放すか、それとももうしばらく保持するか悩ましい。一年以上、バイクに乗っていないので、すでにすっかりバッテリーが上がっていて、動かない。すっかり埃も被っている。
 とりあえず土曜日の朝、電源をつないでチャージャーで充電を始めた。明日もう一度、バイクを走らせてみてからバイクを今、手放すかどうか改めて考えてもいいと考えたからだ。歳とともに動体視力も筋力も衰えているので、1200ccのバイクを繰る自信も薄れている。もう一度バイクに乗ってみて、僕自身どう感じるか、もうしばらくバイクに乗る決断ができるかどうか。自分のことなのに第三者の客観的な目線でバイクを続けれるかどうかを判断しようとする自分がいる。
 

オートバイの旅

2016-05-17 | バイク


 今朝もいつも通り、目覚まし代わりのラジオが4時にスイッチオンされて音声が流れ出した。ラジオに耳を傾ける。ラジオ深夜便「明日へのことば」で松尾清晴さんの再放送を聴く。「オートバイで世界ひとり旅」は何度聴いても面白い。オートバイで世界を旅できたらどんなにいいだろう。
 僕のオートバイは埃をかぶったまま駐車場にある。せめて日本中をバイクで旅したいという夢の実現のために、今バイクを手放すわけにはいかないと思っているけど、夢が遠く離れていっているようにも感じる。夢と現実の狭間の複雑な心境でラジオを聴き続けた。

バイクで37万キロ 

2016-04-01 | バイク


 痛快だった。ラジオ深夜便「明日へのことば」でバイクで世界の111ケ国を走りぬいた松尾清晴さんの話だ。JRを早期退職をして57歳の時にオランダ・アムステルダムを出発点にオートバイで世界を駆け巡り、現在72歳。訪れた国は121ヶ国、17年間で37万㎞を走り抜く。苦しかったトラブルの数々を笑い飛ばすアグレッシブな姿勢に、まったく古希を超えた老いを感じない。
 どこの国でも、言葉が通じなくても土地の人を信じて付き合うとこの世に悪い人はいないという話にほっこりする。困ったことや苦しいことに直面しても、これも旅と観念してプラス思考で乗り切ってしまう。すごい人だ。
 僕がオートバイを買ってリターンライダーとして復帰してから11年が経つ。仕事を続けているので海外はおろか北海道のツーリングにも行けず、特にカミさんに先立たれた後はオートバイが埃まみれの状態だ。でも廃車にはしていない。古希を超えた松尾清晴さんの話を聴いて恥じ入るばかりだ。オートバイで日本国中を走り、そのあと、世界へ飛び出す夢はまだ諦めないで温め続けようと気を取り直した。


バイクの走り納め

2014-12-31 | バイク


 羽田発の第一便で帰省する娘を迎えに岡山空港に向かう。車に乗せて家の近くの病院に直行。診てもらうとインフルエンザA型だった。
 これで娘のお正月は寝正月に決定。薬局で処方箋の薬を買って家に戻った。息子のお嫁さんも高熱が出ているとのこと。インフルエンザの可能性が濃厚だ。風邪気味だけど熱が出ていないのは家族でばあちゃんと僕の二人だけ。今年のインフルはお年寄りに優しいのかもしれない。



 カーポートの片隅で埃まみれになっていたオートバイに気付く。カミさんが11月14日に入院して以来、バイクどころではなかった。でも年末だから掃除をしてきれいにして年を越そう。
 そしてピカピカにしたら、久しぶりにバイクで息子の工房まで走ってみよう。昨晩、バッテリー充電もできている。
 夕方まではお天気も持ちそう。今年の走り納め、薪ストーブの焚き納め、ギターの弾き納めができそうだ。


米寿でバイク

2014-08-19 | バイク

 今朝のラジオ深夜便『明日へのことば』にバイクジャーナリストの柏秀樹さんが登場した。8月19日バイクの日にちなんだ登場らしい。話の中に片岡義男さんの名前も出てきた。学生時代からモーターバイクという乗り物に関わってこられた人ならではのバイク談義は面白かった。
 最近、高年齢者のライダーが増えている。僕のようなリターンライダーもいれば、新たに始められた人もいるようだ。そういう人たちにもライディングテクニックや心得を指南されている柏秀樹さんだけど、話の中に、テクニックの神髄として「ゆっくり正確に」という言葉があった。何事も基本に忠実に、基本をおろそかにしてはいけないということなのだろう。
 米寿までバイクを乗り続けたいと話を結んでおられたけど、僕も88歳までバイクに乗り続けることを一つの目標にしたいと思った。


 僕のバイクは今、すっかり埃をかぶっている。この夏はどこにも遠出できなかった。柏さんの話を聴いていて、バイクを駆ってどこか旅をしたくなった。