風になれ

大自然のふところで山歩きを楽しむ生活。
いつの日にか、森にそよぐ風になれたら・・

北のカナリアたち

2017-06-04 | Weblog


 映画「北のカナリアたち」を観た。土曜日の夜、息子の家族と「びんび亭」に食事に行き、自宅に戻ってからアマゾンプライムビデオでこの映画を観た。5年ほど前に封切られた吉永小百合さん主演の映画だ。湊かなえさん原作、カメラマンは木村大作さんだから離島の自然を描く映像が実に美しかった。
 北海道の離島の、とある小学校の分校の先生と6人の生徒達のドラマで、高峰秀子さんの「二十四の瞳」を彷彿とさせる2時間に及ぶ大作だった。40代の先生役と20年後の60歳の女性を演じ分ける吉永小百合さんの演技は秀逸で、逃亡中の教え子の一人が島に戻ってから分教場跡で繰り広げられるクライマックスでは年甲斐もなく目に涙を浮かべてしまった。いい映画だった。



交通マナーの悪さ

2017-05-29 | Weblog


 岡山市は僕にとって第二の故郷だ。気候温暖で天災もほとんどなく過ごしやすい土地だと思う。道路やJRなどの交通網は山陽道をはじめ山陰や四国方面へ東西南北、交通の結節点になっていて、どこに行くにしても便利だ。ただ最近、残念なことに岡山県は恥ずべきことで全国トップと報道された。
 交通マナーの悪さだ。確かにウィンカーを出さずに左折や右折をする車が増えた。右折や左折をするレーンで信号待ちしている時、ウィンカーを出さない車が多いと思う。
 これはマナーの悪さと言うより交通法規違反なのだから、県警の警察官を動員してビシビシ交通違反を取り締まる他に改善する方法はないように思う。
 速度違反を取り締まるより、県警はこちらの違反を取り締まる方が優先順位が高いのではないだろうか。そして反則切符をどしどし切って、早く岡山県のマナーの悪さの汚名を返上してもらいたいものだ。




卑怯な人間

2017-05-26 | Weblog


 卑怯な人だ。文科省の元事務次官がマスコミの取材で加計学園獣医学部新設に関して文科省内に総理のご意向と書かれた文書があったと発言をしている。冷静に考えるとおかしな話だ。
 事務次官といえば官僚のトップ、文科省の事務方の最高責任者だ。文書の存在があり、問題があると認めたのであれば、事務次官在任時に問題提起をして命をかけて自らの責任と権限で責任を果たすべきだったはず。文科省による再就職あっせん問題で引責辞任させられたとはいえ、退職した後に他人事のようにあれこれ言うのは、元官僚のトップとしてというより一人の男、一人の人間として情けない。矜持や恥の意識がないのか。あまりにも見苦しい。
 大好きな作家、藤原正彦さん流に元事務次官を「卑怯もの」と一刀両断に切り捨てたい気分だ。その程度の人間の言質にすがって政権批判をする野党も情けない。



映画「マイ ビューティフル ガーデン」

2017-05-20 | Weblog


 映画館シネマクレールでイギリス映画「マイ ビューティフル ガーデン」を観た。植物嫌いの女性がガーデニングの素晴らしさを初老の隣人から教わり人生が変わる話だ。主演のジェシカ・ブラウン・フィンドレイの演技はよかった。ただ全体的に話の展開が荒削りで単調なので、人にいい映画だからぜひ観てごらんと勧めれるほどではないかなあ。でも僕はそれなりに映画は楽しめた。



東京出張

2017-05-12 | Weblog


 東京出張で六本木へ。それほどこだわりがある訳ではないけど、僕はいつもJAL便を使っている。特にANAとの違いはわかっている訳ではないけど、別にJALに不満がないのでJALを利用し続けている。Wi-Fiが機内で無制限に使え、そのスピードも問題ないレベルなので気に入っている。落語を聞きながらインターネットをしているすぐの間に羽田についた。
 羽田について空港内の食堂で卵かけご飯を食べてから六本木へ向かった。仕事を終えて和食料理屋で会食。こごみのおひたしが先付けで出てきた。季節感を演出する和食の世界は美しくて楽しいなあ。ほどよく酔った状態で娘のマンションに向かった。
 娘のマンションに着き、赤ワインとビーフ料理をいただきながら1ヶ月ぶりに積もる話を遅くまでして、寝るのが遅くなってしまった。




真央ちゃんの引退表明

2017-04-12 | Weblog


 浅田真央ちゃんが現役引退を表明した。テレビでは真央ちゃんの記者会見ばかりがニュースで流れていた。フィギュアスケート選手として完全燃焼したのだろう。記者会見で真央ちゃんのやり遂げた感が溢れた爽やかな笑顔が素敵だった。
 ハラハラドキドキしながらテレビで応援する楽しみがなくなるのは正直寂しい。フィギュアスケートをテレビ観戦する楽しみを教えてくれたのは真央ちゃんだった。彼女の回転ジャンプの美しさは天下一品、芸術的かつ超人的な高い技術だった。日本のフィギュアスケートの歴史に輝かしい足跡を残し、スケートリンクを舞う演技姿は多くの国民の記憶に刻んだはずだ。フィギュアスケート史に残る偉大な選手、真央ちゃんにお疲れ様と労いたい。何しろまだ弱冠26歳だ。競技とはまた違ったステージでのびやかなスケートを披露して活躍してほしいと願っている。


映画「LION 25年目のただいま」

2017-04-09 | Weblog


 シネマクレールで映画「LION 25年目のただいま」を封切り初日に観た。
 インドのスラム街で育った5歳のサルーが兄と仕事を探しに出かけた先で迷子になる。忍び込んだ汽車で家から1200km離れたカルカッタまできてしまう。孤児として生き抜き、やがて養子として出されたオーストラリアで何不自由なく育つ。25年後にGoogle Earthでおぼろげな過去の記憶をたよりにインドの故郷を探し出し、母親と妹に再会するという実話に基づいた映画だ。
 2時間に及ぶ長い映画だったけど、ストーリーに引き込まれ飽きることなくエンディングまで息をのみながら映画に没頭した。いい映画だった。

 家に戻り、小雨の中、ハンナと散歩に出かけた。平和で豊かな日本。日本で暮らすありがたさをあたらめて感じながら歩いた。


山本五十六の言葉

2017-03-21 | Weblog


 大和ミニュージアムに山本五十六の名言が掲げられていた。リーダーシップや人間関係の本質を捉えた言葉で、何度この言葉に接しても素直に納得できるので、言い得て妙と改めて感心した。

  やって見せ 言って聞かせてさせてみせ
     誉めてやらねば人は動かじ

  話し合い 耳を傾け承認し 
     任せてやらねば 人は育たず

  やっている 姿を感謝で見守って
     信頼せねば 人は実らず

富士の高嶺

2017-02-22 | Weblog


 東京、日帰り出張だった。僕は往路、必ず左側の窓側をリクエストする。目的はただ一つ、富士山を眺めたいからだ。
 お天気に恵まれて、雪をまとった富士の高嶺は清楚だった。
 復路は最終便だったけど、羽田発が50分程度遅れたので、岡山空港到着が夜10時前になり、空港内は人気も少なく、静まり返っていた。


内閣支持率

2017-02-13 | Weblog


 安倍首相がトランプ大統領との日米首脳会談を終えて帰国された。トランプ大統領が過激で具体的な要求を安倍首相に突きつけるのではないかと心配していたけど、杞憂に終わった。経済分野や安全保障面などで日米関係の重要性を両首脳間で確認できただけでも今回の会談は成功だったように思える。内閣支持率は先月より3ポイント上がって58%。今、政情不安定な国が多い中にあって日本の政情が安定していることは素晴らしいことだ。そのことが世界の平和安定、パワーバランスに貢献している。

杉原千畝さんに学ぶ

2017-02-10 | Weblog


 ラジオ深夜便「明日へのことば」で杉原千畝の足跡を辿り、写真を撮り続けている滋賀県在住のカメラマン、寿福滋さんの話を聴いた。今、トランプ米大統領に代表されるような排他的な思想が急速に広まっているけど、政府の方針に背いて、人道的な考えでユダヤ人の命を体を張って守り抜いた杉原千畝さんがひときわ輝いて見える。歴史に学ばなければいけないと思う。

大統領令を巡る混乱

2017-02-04 | Weblog


 アメリカ国内の混乱は収まる気配がない。イスラム圏7カ国からの入国制限などを命じるトランプ新大統領の大統領令を巡って、国務省職員が1月末までに大統領令を非難するメモに約900人が署名したというから只事ではない。
 世界から多くの民族がアメリカに渡って、そこで融合した文化や芸術などがいわゆるメルティングポットを形成し、それがアメリカを繁栄に導いた源泉となった。言い換えると、諸外国から移民を受け入れるのはアメリカの基本的な価値観と言えるかもしれない。トランプ大統領の大統領令はそれを真っ向から否定しようとするのだから、中央省庁の職員が異議を唱えるのは当然だろう。就任早々からこんな調子では、アメリカの行く末が不安でならない。大国の混乱は世界中に波乱を巻き起こすから、当分の間は不安定で変化の大きい世界情勢になるのだろう。

アメリカはどこに向かうのか

2017-02-01 | Weblog


 トランプ大統領が日本が通貨安誘導の為替介入を何年も繰り広げていると批判した。一体この新米大統領は事実をどこまで正確に把握した上で熟慮し発言しているのだろうか。まして中国と同列で日本を論じるに至っては憤懣遣る方無い。場末の酒場で酔った勢いで不満を吐いたのであれば許してもいいけど、一国の大統領の公式発言となると看過できないし、発言内容があまりにもお粗末すぎる。
 「国連はおしゃべりクラブ」と国連を批判するに至っては、単にトランプ大統領一人を批判して済ませれるようなことではない。米国が国連を揶揄し、世界を敵にまわすひどい話だ。国連総長もオバマ前大統領もトランプの施策を批判するのも当然だ。
 アメリカ国内はもちろん、世界各地でトランプ批判のデモが頻発している。悲しいことだけど、アメリカはこれからどこに向かうのかとても不安だ。すでにアメリカは船長を失い、難破船のように大海を彷徨い始めたように見える。


トランプ・ストーリー

2017-01-23 | Weblog


 一体、アメリカはどこに向かうのか。新大統領の登場にアメリカの各地で反対のデモが起こっている。その動きは日を追うごとに勢いが増している感がある。
 就任式の映像を見て、参加者のほとんどが白人だったことが異様に思えた。アメリカ・ファースト(アメリカ重視)を叫びながら、その実、白人・ファースト(白人第一主義)なのだろうか。
 多くのメディアが就任式の参加者が少なかったという報道にもトランプ新大統領は恫喝と言えるような反論を行った。しかし、どの映像を見ても、オバマさんの時と比べて参加者が少ないことは明らかなのだから、事実は事実として受け止めなくてはならない。
 現実を正確に見つめて、冷静に測れないようでは大国のリーダーとしての資質を疑ってしまう。これから先、ますます心配だ。トランプ新大統領が下す判断が、trump story(でっち上げ記事)と呼ばれなければいいのだが。


トランプ大統領の就任まであと一日

2017-01-19 | Weblog


 連日、トランプ新大統領の話題でもちきりだ。歴代の大統領の中でダントツ、不人気な大統領らしい。就任式を彩る有名シンガーの出演辞退騒ぎといい、不安感が高まる中、人種差別的で排外主義的なポピュリズムの大統領は米国をどこへ導いていくのか。米国史上、トランプ大統領は大成功か大失敗かどちらかになるのは間違いなさそうだ。
 大統領就任まであと一日。