土日の二日間、いつもの自転車道をソロで周回した。
土曜日は時計回りに、翌日は反時計回りに走った。反対向きに走るだけでまるで違う道を走っていると錯覚するくらい、見える景色が新鮮に感じられる。不思議なくらいの新鮮さだ。
草を食んでいる牛さんにも朝のご挨拶。
僕はビスターリ・チャリダー。バイクを止めてのんびりと牛さんを眺めて休憩していたら他のチャリダーさんも加わった。
この自転車道は疾走するような、いや疾走できるコースではないので、チャリダーさんは皆さん共通してのんびりと漕いでいる。気ままにバイクを止めて景色を眺めたりしながらゆっくりとした時間を楽しんでいるから、ゆっくり感、のんびり感は共有しているみたいだ。
よほどの不注意をしない限り、自転車同士の衝突もないはず。僕だって今のようにビビりんになる前だったらこんな自転車道では物足りず、堂々と自動車道のセンターを疾駆していたと思う。走りを求めるアスリートにはこんなに狭くてくねくねした自転車専用道は不向きだ。
でも今の僕のようなビビりん君にはこんな専用道が一番向いている。物足りなさはない。物足りないなんて思わない。いやちょっとは思うかもしれないかなあ・・・。
小雪が舞い出す頃までもうしばらくはバイクをのんびり転がす楽しみは続く。