正月休みがあっという間に終わってしまった。
年末の28日の仕事納めの後、娘とハナちゃんを連れて山小屋に向けて車を走らせた。まるで一目散に喧騒の師走の町から逃げ去るように。
心は踊った。雪道を走らせて山小屋に到着すると薪ストーブに火を入れた。静かな銀世界が乾いた心に染みる。
それから雪に囲まれて6泊。あっという間の1週間だった。
そして心は山小屋に残しながら昨日、渋々自宅に戻った。
初詣は福田神社に詣でた。
人出の少ない神社で娘とハナちゃんと一緒に拝礼。
除雪機をこの冬初めて動かした。試運転は済ませておいたのでスムーズに除雪作業に入れた。
山小屋暮らしをする上で雪は仲良く付き合わなくてはいけない相手だ。
せっかく除雪しても翌朝までに新雪が降り積るので除雪の繰り返しだ。でも不思議と気持ちは明るい。
無心になって除雪の単純作業をするのは性に合っていて好きだ。めっちゃ、楽しいといってもいいくらい。
はしゃぐ気持ちを抑えながら除雪を続ける。
今年も雪に囲まれた山小屋で春の雪解けの頃までウィークエンドに山小屋暮らしを楽しみたい。
2拠点生活のささやかな愉しみ。でも、極めて重要。僕にとって活力の源かもしれない。