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安倍改造内閣の発足も明るいニュースだけど、朝日新聞が池上彰氏のコラム掲載を決断し、「過ちては改むるに憚ることなかれ」の勇気ある謝罪記事を載せたことが嬉しかった。
池上氏のコラムのトーンは市民目線の良識だから、朝日が連載コラムの内容を理由に拒んだのはマスコミの驕りでしかなかった。単に内容が気に入らないから載せないというのは、権力者が気に入らない情報を黒塗りさせた暗い歴史を思い起こさせる。朝日が不掲載の誤りを認めて謝罪したことは、先の慰安婦報道検証で誤りを認めたことと同様に一定の評価に値する。
池上氏はコラムで「新聞記者は、事実の前で謙虚になるべきです。過ちは潔く認め、謝罪する。これは国と国との関係であっても、新聞記者のモラルとしても、同じことではないでしょうか。」と結んでいる。この永遠の真理を改めて噛み締めたい。
今朝は気分がいい。朝日の新聞紙面で池上氏の「新聞ななめ読み」と朝日の謝罪記事を読んで、今朝はすこぶる気分がいい。ようやく外も白みかけてきた。曇り空で朝日は拝めないけど、朝日には自浄作用が働き出して明るい兆候が見えてきた。がんばれ、朝日。今日一日、良いスタートが切れそうだ。
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