今日、親類の法要があったので、山口の下松に行くため、昨日夕方徳山に停車する新幹線で出かけた。空は厚い雲が広がり、その下のわずかな隙間から夕焼け空が覗いていた。夜なので、夜景以外は何も見えず、うとうと寝ては覚め、寝ては覚めしながら、約4時間半で徳山に着いた。しかし腰が痛くなってしまった。
面白かったのは、東海道地区と山陽道地区の社内販売員。東海道の方は、あまり声をかけず、ただ車内を回っていることが多かったのに、山陽道の方の販売員はよく声掛けして、こういうものを売っていますよと、声掛けをしていたこと。カラーの違いってあるのですね。それとも単に担当者の違いかしら?
徳山で私が選んだのは、亀の井ホテル。なんといっても安いからだった。7日前割引というのがあって、なんと禁煙室一泊軽朝食付きで4200円だったからだ。平成21年開業というので、新しいのかしら?と思ったのだが、どうも買収した物件だったらしくて、それほど新しい感じではなかったが、室内は清潔で、ベッドも広め。8階の禁煙室は海側の部屋だったので、夜は気づかなかったが、早朝目が覚めてカーテンを開けたら、海が見えた。西側の工場からは煙(多分水蒸気だろうけど)がもくもく。新幹線や在来線の動きもよく見えた。
海には大型船も見え、瀬戸内海らしく島々も見える。
朝ご飯は、バイキングでご飯やパンに味噌汁、海苔や卵に納豆の他、結構いろいろなおかずがついていて、ちょっとしたホテルなら600円から800円は取りそうな内容。牛乳やジュース、コーヒーもついていた。難点は、ご飯が柔らかかったことかな?(私にはちょうど良かったけど)
この間からお腹具合が悪くて、おかゆとかうどんばかり食べていたので、心配しながらも、少しおかずを食べたが、まあ大丈夫そう。それで薬も飲まなかった。念のために、ホカロンは当てておいた。
昨夜から部屋に置いてあった亀の井ホテルの社長の話の本を読んでいたので、親類が迎えに来るまで時間があったので、それを読んだり、みんなの歌特集を聞いたりして過ごした。
亀の井ホテルって、もともと別府の老舗ホテルだったが、今の社長が買収して経営に乗り出したのだそうだ。だから、昔の亀の井ホテルとは全く違っていて、ローコストで、誰でも気軽に利用できるホテルに業態を変え、ホテルチェーンを展開しているらしい。この不況期でも利益を出しているらしいので驚く。だんだん関東方面にも展開を考えているらしい。最近甲府にできたらしい。
確かに私のような貧乏人にとっては、1万円もかかるホテルなら泊まらないけれど、朝食付き4000円台だったら泊まっても良いかなと思う。別に豪華な施設や豪華な食事には興味がないので、必要最低限のものがあればよいわけだ。学生の試合などで遠征するときも、7000円よりは4000円台の方が親の負担は楽ですよね。安全性が同程度ならば。まあ、水道の音の遮音性には若干の問題を感じたけれど、眠れないほどのことはなかった。山登りなどでも4000円なら助かる。
その社長はもともとレストランチェーンを展開した方だそうで、自分が店を展開しようとした地方に行ったときに、ホテルがなくて不便を感じて、ホテル経営に興味を持ったそうだ。
私はなんでもあまり急拡大する事業には危うさをいつも感じてしまうし、この円高不況は重篤ではないかとも思うが、そういう中でも活路を見出す事業って言うものもあるのだろう。
そうそう、その社長、東日本大震災では1個人として1億円を寄付していると書かれていた。やることが違いますね。