新 風のふくままに 

写真付きで日記や趣味を書く。プロフィールを変えました。

石老山と石砂山2012.3.20.

2012-03-20 | ハイキング・登山

今日は、石老山(せきろうざん)に登るという友人に無理を言って、同行させていただくことにした。なんだか17日、18日が用事でつぶれてしまい、20日が空いているなと思ったからだった。それに石老山の話は会社でもよく出ていて、一度行って見たいと思っていたからということもある。

近いので、朝も比較的にゆっくりできるのも魅力だった。

8時半高尾集合で、相模湖に8時半ごろ着いた。石老山登山口に行くバスがバス停に停まったので、乗り込んだのだが、話しているうちに、主催者の方が、地図を見て、石砂山(いしざれやま)のギフチョウがそろそろシーズンかもしれないから行こうという話になり、バスを降りてタクシーに乗った。

篠原の集落に入ったら、運転手の方が、そこが石老山の登山口で、石砂山はこの先になると話してくれたので、またまた急遽石老山の登山口付近で降ろしていただいた。約2700円。

地図をみたら、どちらも約2時間で登り下りできるので、両方行こうかという話になった。まあ、頂上で今後を決めようと、登りだした。

この道は奇岩の続くというメインルートではなく、東海道自然歩道となっている裏手の登山ルートだったが、比較的登りやすく、短時間で頂上に立てた。

        

道路際に寄せ集められた雪が少し集落に見られたが、登山道はぬかるむこともなく、落ち葉の敷き詰められた石の多い山道は若干滑りやすかったが、誰もこけることもなく登れて良かった。

頂上にはメインルートで登ってきた方々もいらっしゃってにぎわっていた。ベンチとテーブルもある。展望は大室山とか丹沢、その手前の焼山、泰穀山、袖平山あたりが見えていたようだ。丹沢とかには雪がたくさんのこっていてきれいだった。残念ながら富士山は雲の中のようで、まったく見えなかった。

   

                

頂上で10分ほど休んで、すぐに下山。トントンと下りて30分くらいで民家の脇に着いた。

集落の途中に篠原の里センターという施設があって、お手洗いを借りられないか聞いたら、使わせていただけるとのことで、利用させていただいた。

   

                                     

もうお昼だったので、そのお庭で食事でもしようかとも話したが、1時間頑張って登って食べようということになった。篠原の集落を南に車道を歩いていくと、石砂山への道標があり、その先に青木の木が植えられた小さなトイレがあった。さらに進むと登山道入り口が川の向こうにあった。その途中にはギフチョウの説明の看板が立てられていた。

                

     

  何の小屋

   

登山道入り口にはギフチョウ(神奈川県天然記念物)採集禁止の札などが見られた。この山はカント  ウカンアオイの自生地で、そのカントウカンアオイにギフチョウは卵を産み付けるらしい。それは幼虫を経て秋にはさなぎになり、早春に蝶となって飛び立つそうだ。蝶はカタクリや桜、菫の花の蜜を吸うらしいが、桜の咲く頃のほんの1-2週間暖かくて天気の良い日の午前中あたりに、見られるらしい。

最初丸太の階段があったが、その後はゆるやかに登る。カンアオイはあるかなと目を凝らしながら歩く。しばらくすると杉林の暗い道になった。そのあたり、ロープが張ってあったので、見てみたら、カンアオイの自生地のようだったが、相当の斜面。その先の登山道沿いの脇に見られたカンアオイを見てみたら、目立たない花が地面にくっつくように咲いていた。以前植物園で見たから分かるようなものだ。

    

その後日当たりのよい落葉樹林帯に入ると不思議にカンアオイは見当たらなかった。ゆるやかな落ち葉の道を登って行く。楽だわ、と思っていたら、最後のきつい階段状の登りとなり、喘ぎながら登って行った。もう終わりかなと思ったが、もう少し続いていてがっかり。

       

やっとゆるやかになり、先にテーブルがあって、標識も立っていて頂上だと分かった。南側には手前の山々の向こうに丹沢らしい山並みと右の方には大室山が見えていた。北側は石老山方面かな?タクシーの運転手さんが、道路が頂上近くまで伸びていると話していたのだが、道路なんてなかった。伏馬田まで3,7キロの標識もある。

     

ここでやっと、昼食をいただいた。立派なテーブルが二つあって、一つに陣取り、持ち寄りの山ご飯を頂いた。カップラーメンに今日は金網を用意してくださった方がいらして、焼いてきた肉類などを温め、油揚げを焼いてくださったので、パリパリの焼き立ての油揚げを頂いたがとても美味しかった。ごちそう様でした。飲める方はいろいろお酒も飲みながら、一時間ほどゆっくりお昼を頂いた。

                                              

帰りはこれもトントンと下りて、30分足らずで下山。

石老山も石砂山もまだスミレの花は見当たらず、花と言えば、集落の畑の横のオオイヌノフグリくらいなもので、まだ桜のつぼみも硬かった。このあたりの梅はまだ数輪咲いた程度。多分今年はかなりギフチョウの飛翔は遅いのではないかと思われた。

民家の方に屋号のことを伺ったときに、もう少ししたら現れるからまた来てくださいと言われた。一度は是非見に行って見たいと思うが、バスは平日は数本あるものの、休日の本数は極端に少ない。

私たちは、やまなみ温泉まで、結局車道を歩いた。今日の一番の難関はこの車道歩きだった。しばらく車道を歩いて行ったら、大石神社があった。舞台があり、回り舞台になっているようだった。地図を見たらそこから斜めに入る方が近かったので、曲がって行った。道路は緩やかに登って行く。

    

里山は気持ちよいが、植物は少なく、土筆もフキノトウも見られなかった。キイチゴの木の芽が目立つくらい。ずっと登りが続くのかしら?と思っていたら、やっと下りになった。しばらくすると民家の方が、下って行った先を登ると温泉だと教えてくださった。それから下り続けると、道路わきに急な階段が設置されていて、これはどこに行くのかしら?と皆で話した。誰も通った形跡がない狭い急な階段が丘の上まで続いていた。そこを通り過ぎたら、霊園の看板があった。あれを登っていったら霊園だったわねと、皆で笑った。

      

下りの道路の向こう側に車がたまに通るジグザグの登り道が見える。橋が架かっていてあちらにつながっていればいいのに!底の部分まで歩いて行ってまた登り道に入る。畑の上にフキノトウが見えたが、急斜面の先だ。分けていただくこともできない。それからまた、少し足が痛くなってきたが、さらに登っていくとやっと、やまなみ温泉の矢印が見えた。

途中の花々

                     

 看板のところに出たら、さらに坂道を登ったところが温泉の入り口だった。

                                    

温泉は少しぬるっとした感じの温泉でカルキ臭は仕方ないですね。衛生上。

シャワーはよく出て、気持ち良かった。食堂はまあ広くて、食べ物もいろいろそろっていた。私は牛乳を飲み、ソフトクリームを頂いた。みなさんはビール。

子供にメールしたら、具合よくないというので1人早く帰ろうとして、バス停に立ったのだが、バスが反対側に来て通り過ぎて行った。手を振ったのに停まってくれず先の方へ行ってしまった。えーっ、バス停反対だったのかしら?

それで、温泉の受付の人に聞きに行ったら、実は通り過ぎただいぶ先でUターンして戻ってくるとか。時計を見たら、停車時間は過ぎていた。ガックリ!

すごすごと残っているほかの人たちのところに戻り、残っていた食べ物をつまんで時間を待った。バスで藤野にでて、中央線で高尾にでて、私たちは京王線で帰宅した。

それで結局子供のところに顔を出すことができなかったが、まあ、何とかなったようだ。明日は病院に行くときは孫の子守しないとならないかも。いろいろ大変だ。

 

 

 

 

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