新 風のふくままに 

写真付きで日記や趣味を書く。プロフィールを変えました。

山の遭難記録

2020-12-04 | ハイキング・登山

山岳救助保険のJiroから報告書が届いたが、最近の遭難事故で多いのは、圧倒的に単独登山の人たちだった。心臓病を発症してしまったり、疲労困憊で動けなくなったり、また滑落で骨折して動けなくなったり、また単独のスキーとかスノーボードも最近は多かった。それらの場所はもちろん、すごい上級コースの場合もあるが、私も通ったことのあるような、中級者向けのコースも結構見受けられた。多くは下山時で、やはり疲労が蓄積されて、注意散漫になっていたりするのだろう。

また3000メートル前後の山では、低体温症とかが多かった。天候が急変したら、急激に気温が下がると思う。天気には、注意が必要ですね。NHKの天気予報の天気図が意外に詳しかったりする。

この保険は、本当に救助にかかった時の費用と、救助に関わってくれた人へのお礼の代金くらいしか出ないので、入院通院の費用は別の保険に入っていないと出ない。警察とか消防の救助は、基本的に無料なので、実際には民間の救助隊を頼まない限りは、支払うものはない。ただ、行方不明で、民間の助けを借りるときには役に立ちますね。

Jiroにはココヘリという端末からの電波で、救助する人の位置を知らせるものがあって(有料)、私も持っているが、せっかく持っていても、電池切れで使えなかった例が結構あるらしい。出かける前には電池のチェックが必要ですね。

また行方不明となる人の場合の多くは、登山届を出していなくて、家族にも行先を伝えずにでたり、そもそも家族がいなかったりで、いつまでも出勤しないので、会社の人が捜索願を出すという例もあるそうだ。

簡単な山だと油断してしまって、登山届出さなかったり、登山ポストがなかったりするが、今は警察に直接ネットから届けを出せるようになっているので、それを提出するか、私も利用しているコンパスクラブで提出するかした方がよいですね。

コンパスクラブでは、下山通知を出さないでいると一定時間後には自動的に捜索願いが出てしまうので、忘れないようにしないと、迷惑がかかりますね。

下ばっかり向いて歩いていると、登山道がどれか分からなくなる場合がある。慌てて目印のリボンを探すが、場所によっては一向にリボンが出てこなくて不安になることがある。

そういう時は、地図とコンパスで位置を確認する必要があるけれど、どうもまだできない。スマホの地図も平地でもつかめないことがあるのだから、困ったものだ。

もうすこしスマホの地図情報をつかめるようにしないとね。

山渓オンラインでも、時々遭難情報がでる。そういうものを読んでおくのと読まないのとでは、やっぱり準備が違ってくると思います。

コロナ禍でも遭難事故は結構起こっていて、救助の方々は、万一の新型コロナ感染に備えて、防護服を着たり大変のようだから、私たちはともかくも事故が起こらないように、余裕をもって出かけたいですね。日程に余裕を持つということは、余分に宿泊したりしないとならないので、金銭的には大変ですが。

最近は、簡単に登ったというツイッターとかインスタグラムなどを見て、経験のない人が挑戦する例も結構あるらしい。登山のペースは、ベテランはすごく早い人もいるけれど、経験がないと疲れて遅くなるケースも多いから、うのみにしない方がよいですね。

 

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