今日は午後になって雨がほぼ止んだみたいだったので、キツネノカミソリの群落があるという都立野山北・六道山公園まで足を延ばした。出かけないのがコロナ感染を防ぐ最大の対策だが、雨で人でも少ないかなと思って、出かけることにした。東村山市役所にも近いらしい、狭山丘陵とも出ていた。八高線の箱根ヶ崎からも行けるようだ。
でも立川からバスで行けるというので、分倍河原から立川に出て、北口のバス停を探す。一番と出ていたので一番に行くが、ちょうどバスが出たところだった。次のバスに乗り込んだが、私は峰というバス停ではなく、岸というバス停の方が近いかと勘違いしていて、それなら次のバスに乗ってくださいと言われて、また一台バスを待った。次のバスに乗り込んだがイオンモール経由というのの案内板が目的地にとまるかどうかよく分からないので、運転手さんに確かめたら、一瞬考えて止まりますとおっしゃったので、そのまま乗ったのだが、もう一度地図を確認したら、六道山展望デッキと、六地蔵の方の展望デッキと見間違えていたことに気づいた。目的地は六地蔵の北側斜面にキツネノカミソリが咲いているのだった。
それで峰に停まらないかともう一度運転手さんにお聞きして、止まらないけれど近くのバス停から行けるというので、村山第2小学校前というバス停を教えて頂いた。細かい地図を探したら、峰のバス停の近くにその名前が出ていたので、一安心。
イオンモールの周りをほとんど一回りしてバスは進み、目的地のバス停で降りた。すぐ先に青梅街道が走っていて、その向こう側にバス停があって、人が待っていた、峰のバス停らしい。乗ってきたバスは、青梅街道を左に走って行った。信号を渡ったところの右手に大きな六道山公園の看板があったので、私は安心してしまって、その看板をよく見もしないで、ここだろうと、ファミマの横の道を進んでいったが、人は見かけない。雨もぽつぽつ降りだして、心寂しい。
立派なサルスベリのある民家の横を通り、少し坂になった道をたどると、正面にお墓とお寺が見えた。その横には神社もあった。
阿弥陀堂と十二所神社
道なりに左に曲がると寂しい道になったが、少し進むと民家が続いて、少しほっとした。途中のお宅でおじさまが出ていらしたので、インフォメーションセンターはこの先ですか?とお聞きしたが、建物はあるが、何かは分からないとおっしゃった。まあ、建物があるなら大丈夫だろう。
しかしその民家の先は、こんもりした森の中の道になって、薄暗くライトがついているが不安になり、猛スピードで歩いたので息切れした。
建物があったが、工事のための建物らしく、入れなかった。六地蔵らしい場所を確認して、そのあたりにキツネノカミソリという標識を見たが、はっきり分からないので、インフォメーションセンターに行ってみようと思った。そのあたりで中年の男性に出会ったので、キツネノカミソリを見に来たのですが、インフォメーションセンターはこの先ですか?とお聞きした。すぐ下にありますと教えて頂けて、まずはインフォメーションセンターに顔を出した。
インフォメーションセンターは5時半までやっていると伺って一安心。キツネノカミソリを見に来たと伝えたら、細かい地図を渡してくださったが、もう他の植物が伸びてしまって、目立たないかもしれないと言われた。西口駐車場の方がたくさん見られると言われたが、大分遠そう。それこそ岸というバス停からの方が近かったのだが。。。
六地蔵のあたり。六つのお地蔵様があるのかどうか分からなかった。
それから教わったあたりに戻って、薄暗い階段状のハイキングコースを下りて行った。雨で滑りやすいから気を付けてくださいと言われた通り、赤土の滑りやすいところがあって、白っぽいズボンで来たので、転ばないように慎重に歩いた。
しばらく進むと東屋があって、そこに左右に矢印が付いた案内があったが、右に進んでいったら。赤い小さな花がぼつぼつを見えて来た。
しかし大群落を期待してきたのに、ほんの少しまばらに咲いていたので、ちょっとがっかりだったが、それでも斜面の奥の方には多少群落?になって咲いていた。
最初の花と同じですね。キツネノカミソリは咲くときには葉がないそうだ。ヒガンバナと同じですね。
それから矢印の反対側に行こうと急な階段を下りかけたが、下の方の平らなあたりを見ても、赤い花が見えなかったので、途中で引き返してしまった。もしかしたら、一番下まで行けば少しは咲いていたのかもしれない。
まあ、とりあえずはキツネノカミソリに出会えたので良かったとしよう。
インフォメーションセンターに戻って、無事に見てきたことをお伝えして、車道の方から帰ろうかと思ったが、最初に来た、峰の方に出た方が早いですよと言われて、既に4時近かったので、峰に戻ることにした。キバナアキギリとウバユリとキツネノカミソリの花を見つけたら何か頂けると書かれていたが、それらは反対側の方に咲いていたらしい。ウバユリも終わりらしいけれどね。
近くのマツヨイグサ
途中のクサギの花
クサギの大木
また、走るように歩いて、バス停の時間を見たら、まだ15分位あった。最初降りた方のバス停も見てみたが、峰よりも遅かったので、また峰のバス停に戻って、コンビニでアイス最中を購入し、一休み。
そのあたりから見た野山北・六道山公園一帯の丘陵。お茶屋さんがあったらしい。寄ればよかったかな?
時間が迫ってきたのでバス停で残りを頂いた。なんとか食べ終わったころ、バスが来て、今度はイオンモールを通らずに、来た時に通ったバス停を通過して、どんどん立川に向かって走り、曙町のあたりで、昭和記念公園の入り口を見て、立川駅に戻った。緊急事態宣言の最初の時は閉鎖されていたが今は開園しているようだ。こちらにもキツネノカミソリが咲いているようだし、楽だったかもしれない。ヒマワリ畑もあるしね。
立川駅のバス停のすぐわきに、宝くじ売り場があって、買う人もいたので、毎度当たらないのでもう買うのをやめようと思っているのに、つられて買い求めてしまった。数枚だけだけれどね。
それから賑わっていた立川駅構内でも、何も買わずに、南武線から京王線に乗り換えて、無事に帰り着いた。
キツネノカミソリは7月中旬から8月中旬までらしく、もう少し前にこの公園の群落のことを発見していればよかったが、ずっと暑かったから行けませんでしたね。今日は幸い雨はほとんど小ぶりで涼しかったので助かりました。
お天気だったら、そして暑さがそれほどでなかったら、色々なハイキングコースがあり、またアスレティックもあるらしいので、楽しそうな公園でした。秋の紅葉もきれいだろう。見回りも度々しているとのことだった。
そうそう六道山の展望デッキの方は夜は心霊スポットという情報もあったが、どうなんだろう。夜はちょっと怖いですね。