今回の能登半島地震で、震度7を記録した志賀町では、意外に倒壊の家屋が少なかったのだとか。
その説明として、地盤が固かったからではないかという記事があった。
同じ構造の建物でも、地震の揺れ方によって、壊れ方が違うそうだ。その揺れ方に影響を与えているのが、地盤の強弱なのだそうだ。
砂地とか埋め立て地では揺れ方が大きくなりがちで、特に木造住宅は壊れやすいとか。
ビルも低層、中層、高層によって、地震の影響を受けやすい揺れ方が違うらしい。しかし、いずれにしても軟弱地盤の土地では、特に耐震構造を頑丈にしないとなりませんね。今は免振構造が取られるビルの方が多いのでしょうが。
免振構造が取られているビル、震度7とかになった時にどうなるかは、まだ実際に地震が起きていないから、理論通りに行くのかどうか?それでもタワマン人気なのだそうだから、老人にはよく分かりません。
地震による火災でも、相当の方々が今回も亡くなっていらっしゃった。皆避難なさっていたのかと期待していたのだが、倒壊して逃げ出せなかったのかもしれません。
2016年の糸魚川の大火で、一軒だけ、焼け残った家があって、特別な建て方ではなく在来工法だったらしいが、特に地震に強い家をと、頑丈に作ってもらった家だったらしい。
今産経新聞の記事を見つけて、その家の作り方が出ていたから、貼り付けてみる。
「その家は、窓ガラスのひびと、エアコンの室外機やインターホンが高熱で変形するといった程度にとどまったそうだ。
燃えなかった理由は、普通の住宅とは異なり、火に強いステンレスのトタン板を外壁に使い、一部は耐火レンガだったことが大きいとみられる。屋根の洋瓦も一部はステンレス製だった。さらに、暴風に備えて窓はワイヤ入りの二重ガラス。屋根の軒先は火の粉が入りづらいように設計されていた。建築費は一般住宅の1.5倍かかった」とか。
すごいですね。木造でも作り方によっては火災に強くできるのですね。