昨日は、延期となった孫とママと一緒のハイキングの日だった。
朝、最寄り駅で集合し、快速急行で鶴巻温泉へ向かった。所々の多摩丘陵地帯の浅い新緑と桜を楽しみながら、鶴巻温泉駅で下車。駅にはきれいな桜が満開だった。ソメイヨシノではなく、この間見た神代曙に似ていたが、名前は分からない。昔は立派な桜が咲いていたらしいが再開発で切り払われ、新しく植えられたものだそうだ。
駅前のコンビニによって昼ご飯を調達。小さいおにぎり作って来たけれど、とても足りません。
それからハイキングガイドの地図に従って、弘法の里湯の前を通る。足湯くらい入りたいというけれど、まだ登る前だし、秦野にも万葉の湯があるらしいから後にしよう。
それから地図に沿って、東名高速を渡るところがあり、渡って行った。住宅街を通り、左手に入っていくと畑があって、人がいたのでお聞きした。
普通は地図には書かれていない陣屋という旅館の脇から入る道があると言われた。まあ、畑の左手に道路が続き、こちらからでも行けると言われた。
すぐに登山道になる。登り始めたところに、アケビの花が咲いていた。お嫁さんが雌花を見つけた。とても鮮やか。
無造作に道路わきに置かれたミカンなどの無人販売所があった。
ミカン類は持ってきたものもあり、重くなるので、とよまさりという大粒のピーナッツとささげがおこわ用として少量ずつ売られていて、もち米も一合ずつ小分けにして売られていたので、それを買求めた。お釣りは缶の中に入っていた。裏側が畑っぽかったから、だれか見ているのかしらね。考えてみたらピーナッツも収穫は去年だろうから、先に柔らかくゆでておくのだろうか?
しばらく登ると少しぬかるんできて、小さい虫が飛んできた。それで孫が、キャーッと言って、止まってしまった。「虫嫌い!}といい、進もうとしない。でもなんとか吾妻山まで、虫から逃げるように突っ走って行った。ピッチが速いから、疲れます。
オオシマザクラ系の桜?
吾妻山からの眺望。このあたりも桜が何本か、咲いていた。
東屋で私たちは軽くお握りを頂いたが、孫は口に虫が入るから食べないし飲まないという。水分大事だと言っても聞いてくれなかった。
桜と新緑の道を軽くアップダウンしながら歩く。
まだまだ4分の3もあるが、孫には後3分の2くらいという。
所々に桜が咲き、道のわきにはキイチゴの白い花が続き、たまにスミレも見られた。
平らな場所もある
ヒメカンスゲが咲いていた。
大きく下を向いた枝の桜が可愛い。
桜街道という感じのところもある。
色の濃い目のスミレだがタチツボスミレかな?
途中これはなんの花ですか?と聞かミミナシテンナンショウかマムシグサかなと伝えたら、アプリで確認していらした。ウラシマソウはつるが花の上に出たと思う。
ムラサキケマンも咲いていた。
一度降りて、また登る。弘法山だった。
大師堂方面
大師堂あたりからの眺望(このあたりも桜が多い)
井戸があって、少し遊ぶ。私がコップが置かれた井戸の水を飲もうとしたら驚かれたので、手に移して少しだけ口に含んだ。さほど美味しいとは感じられなかった。
そこからは整備された道を降りる。
桜が増えて見ごたえがある。青空でないのが残念だが。
ニリンソウが植えられていた。
タンポポも多かった。
脇で写真を撮っている方がいらしたので寄って行ったら、小さなフデリンドウが咲いていると教えて下さった。孫たちは初めて見る花のようだった。数は少ないが帰りの道でも咲いていた。実際はもっと青い。
弘法山のあたりのベンチはまだ虫が来そうというので、まだ食事をとらない。
面白い銅像があった。フクロウと鬼?
広い道は馬車道らしい。
やっと広場があり、沢山の人々がさくらの木の下でピクニックしていた。南側の日陰にベンチがあり、そこで食事をとることにした。
ゆっくり休んで、持参のお湯で卵スープを作ったら、美味しいと飲んでくれたのでほっとした。多少塩分も取れるし。
その後、広い坂道を下りていく。だが駅の方への道は見当たらない。
大師堂への参道なのだろう。白い桜や脇につつじも咲き始めていた。
さくらの多い道を降りていくと駐車場にでた。しかし秦野への近道はなさそう。バス停も遠いようだ。車で帰れたら、楽なのですが...
この横から権現堂の方に登るしかなかった。孫たちも少々お疲れ気味。
仕方なく登り返す。すると権現堂の展望台のところに出た。
晴れていたら富士山も見えるらしいが、今日は雲に覆われていた。
展望台から降りたが、自販機がない。キッチンカーが一台あって、飲み物も2種類だけ販売していたので、孫が買い求めた。
それから階段状の道を降りていった。
途中リンドウのつぼみかなと思うものが草むらに見えた。
これは何?と聞かれてキブシと答えた。すだれみたいですね。
振り返ったら、展望台が見えた。
途中平らなところにあやめが植えられていた。
そのあたり、桜の苗木が置かれていた。桜を増やすのかしらね。
その後、つづれ織り階段状の急斜面となる。転ばないように必死でおりた。
降り口にオドリコソウの群落があった。
すぐ先に道路があった。菜の花がさいていた。
高年のハイキングの団体が先を歩いていて、秦野の方に向かうようだったから、後をついていった。左手に万葉の湯が見えたが、足湯の看板はなかったので寄らずにそのまま駅に向かう。大通りを渡ると、皆さん川べりの遊歩道に降りて行かれた。よく見たら道路の歩道は殆どなかった。
遊歩道の脇はクローバーなどが生えていて、雑草に覆われた花壇もあって、パンジーがひっそりと咲いていた。
ベンチがあったので休憩。日差しが出てきて暑い。下の草むらにムクドリらしい小鳥がいた。
それからさくらの木があり、若者がお花見をしていた。
桃の木
まだ一部しか咲かないさくらの木
もうそろそろ駅かしらと、私達はその先で登って道路に出たが、駅はもう少し先だった。
次の信号のところを左に入ったところに立派な駅があった。ロマンスカーで変えれたらと思ったが、事故があって、ロマンスカーは運休とか。
疲れたので駅の脇の喫茶店で小休止。なんとか歩きとおしたダイエット中の孫は、今日は特別と言ってパンケーキを頼んだが、とても小さいものだったのでちょうど良かったかも。本当は私もケーキ食べたかったが、ママに合わせてお茶だけにした。
快速急行が来たので乗って、私は座れたが、孫たちは最後まで座れなかった。待ち合わせた駅で各駅停車に乗り換え、途中で彼らと別れた。歩きつけないと筋肉痛かもしれません。桜沢山見られて良かったですが孫のスニーカーはドロドロ、明日洗わないとね。お疲れ様でした。雨が心配でビニールのレインコートなども詰め込んでいったが杞憂でした。
どういう訳か、登りだしてすぐから妙に暖かく、今日は少し涼しいという予報で沢山着込んでいったので、私は荷物が多くなってしまいました。都内に戻ったら結構涼しくて、コートがあってちょうど良かったのですが。
そうそう、このコース、ヤマビルが出るとのことで、塩が置かれているところもあった。25度超えたら出るらしいから、下旬とかからは要注意ですね。ヤマユリを保護している場所があったが、6-7月に行くときは、対策しっかりしないとね。
虫も今日はまだ少なかったけど、5月の雨上がりなどはもっとすごいことになるかもしれない。虫よけのこと、考えていなかったけれど、そろそろ用意した方が良さそうです。