日曜日は晴れそうなので、どこかに行くかも、と家族に伝えたが、夜何回も目が覚めて、結構朝寝坊。どこかに行くのは無理かな?と思いながら洗濯したりしていた。
家族が起きてきて、どこかに行くのではなかったの?と言われて、やっぱり行こうかと、普段着の上に登山用のズボンやフリースを着て、冬用に買った登山用の上着を着こんで、一応登山靴の古い方を履いて出かけた。残雪は登山道にはないみたいだったが、ぬかるんでいるかもしれないと、ストックはいて混んだ。
お昼は駅あたりで買えばいいわ、と古い非常用にしていたアーモンドチョコとお茶とアクレリアスの350CCの物だけ放り込んで、急いで出かけた。そうしたら、来ていた電車が特急って表示されていたと思って乗り込んだら、なんと各駅。次の駅で後戻ったら、メールしているうちに予定駅を通り越してしまった。幸い特急が停まるので、そこから特急に乗ったが、時間が遅いせいで、空いていた。
だけど、しっかり閉まったはずの優待切符を、何処で落としたのか、下車の改札駅で見当たらず、余計に払うことになってしまった。手袋をこっちに入れたり、あっちに入れたりしているうちに落としたらしい。
ホームから、大通りの方に白装束の一団が見えたので、何だろうと思って道路の方に見に行った。そういえば火渡り祭りがあると、検索したときに出ていたっけ。ほら貝を吹きながら、歩いていらした。そのための修行僧の方々かなと思ったが女性も含まれていた。信徒の方々なのかな?その一団の方々は、表参道に向かう感じだったので、火渡り祭りは上の方で実施するのかなと思った。
出だしから、今日はあんまりいいことないかもしれないと、ちょっと気をつけないと、と思いながら、土産物屋の一角で、稲荷ずしを買い求めて、ザックに入れたが、入れ場所を入れ替えたらしい。
今は稲荷山コース、なら枯れに木の伐採作業のために、3月いっぱい近く通行止めだった。なら枯れあちこち起きていますね。
時間節約のために、病院脇が通れたらと思って、ちょうど入口近くの家から人が出て来たので、通れるかどうか伺って、OKというので登って行った。その時は、登る人はいなかったのだが、下ってくる方々がいらして、通って行った。山道に入り、倒木をくぐってすぐに、暑くて、中のフリースを抜いてザックに入れた。
それから分岐になり、後ろからも登ってくる方もいらした。初めて登る若い人も見受けられた。
さらに上着が暑くて、中はヒートテックの肌着を着たままだったから、汗が滴り落ちて来た。それで上着を脱ぎ、フリースと交換。チョコとお茶をごくごく頂く。
若い人がもうすぐ霞台と思って、ゆっくりしていらっしゃったが、そこはまだ半分くらいの所。さらに岩の多い道を登っていくと、やっと霞台に投薬した。もう12時半ごろだから、おいなりさん食べようと思って探すが見当たらない。隣の方がスペースを空けて下さって、全部出してみた方がよいですよ!とおっしゃってくださったのだが、どう見てもないみたいだったので、全部空にするのはやめて、チョコだけ食べて出発して。何しろ手袋ばかり手元の物と含めて3組も持って来てしまっていた。ちょっと恥ずかしいですよね。てっきりお稲荷さんは服の入れ替えの時に落としてしまったのだろうと思ったのだった。
お腹が空いてきたので、団子を食べようかとみてみたら,500円もするので、やめておいた。余り持ち合わせがないまま出てきてしまっていて、またお金落としたりしたら大変だから、やめておいた。
でも薬王院の階段を登って茶店のあたりに来たら、お団子が400円だったので、空腹に耐えかねて、頂いた。頃合いの焼き加減のクルミ団子に、クルミ味噌をつけて、軽くあぶってくれたのだが、それがすごく美味しかった。
それから元気をつけて、お参りをしてから、奥の院の方に向かう。奥の院の上の山道に入るところは、新しい木道の階段が設置されていたが、まだ開放されていなくて、横の狭い所を通るから、渋滞気味。ぬかるんで傾斜があるので、滑りやすく、皆気をつけながら、交差していた。スニーカーの人は、特に滑りやすそうだった。
その先は木道に入れて、少し安全だが、雪解けでぬれているから、慎重に歩く。
やっと木道を抜けて、山頂下のトイレのところに出て、最後の登りで山頂の標識にでる。若い女性が「やっと頂上!」と言って手を伸ばしていたのが面白かった。
さて今日は雲が多いから富士山無理そう、と思って展望台の方に行ったが、丹沢は見えてもやっぱり富士山は見えなかった。早朝の高尾山の写真には霧氷で真っ白な木々が見られたけれど、お昼過ぎでは、すっかり融けていた。少し下の東屋の屋根の上も雪は見えなかった。道々の北斜面には少しだけ雪が残っていたが。
お蕎麦屋さん、値段も高そうだし、火渡り祭りも気になったので、ちょっと休憩してから、下山開始。
そうそう、ビジターセンターの横のトイレ、いつもドアが閉まっていても空いている場所があるのだが、使用後に閉めようとしたら、一番奥まで開けてそのままにするように、と書かれていた。注意する人がいたのでしょうね。しっかり最後まで開けると、ドアはそのまま止まっていることが分かった。もっと前に注意書きを大きく書いておいてくれればよかったですね。大勢並んでいるのに、開いているかどうかわからない場所があったのだった。
ずんずん降りて、薬王院のあたりで火渡りするのかしら?と思ったが、その形跡はなかった。
その後、おいなりさんが落ちているかもしれないと、元来た琵琶滝コースを下りる。滑りやすいのでストックを出した。ずんずんと降りて、ケーブルカー駅に出た。途中サル園と野草園のところで、そういえば今セツブンソウとバイカオーレンが咲いているかもしれないと思ったが、入場料が500円だったので止めて置いた。フクジュソウとかセツブンソウなどの鉢植えが置かれていたが、ちょっと手が出なかった。
途中でネット検索で、火渡り祭りは自動車の安全祈願を行う祈祷所のところで行うと書かれていた。4時半ごろだったので、もう終わったかもと思いながら道路に出てみたら、煙が立ち上っていたので、一応見に行った。
梅の並木があるあたりから、見学している人たちがいらしたので私もそちらに向かって、隙間から開場を覗いたら、火がぼうぼうと燃えて、修行僧?の方々が、スギの青葉の枝でたたいたりして、炎を消したり、向こう側では一瞬散水もしているようだった。赤い衣装のお坊さんが長いお経を唱えた後、修行僧?の方々が裸足で順番にくすぶったオキの上を歩いて渡っていらした。
反対側の高台の方が見渡せそうなので、反対側に移った。
その後、薄くオキを伸ばしたような通路で、一般の方々が裸足になって、渡っていらした。間を取って、お坊さんが押し出していらした。よろめいて、危なそうな方のところには駆けつけていらっしゃった。最後のところには白いものが見えたので、雪かなと思ったが、別の物だったかしら?てっきり足を冷やすものかなと思ったけれど、違ったのかな?
驚いたのは、その反対側の所の駐車場らしい広場に、大勢の人たちが何列にもなって並んでいらして、火渡りの順番を待っていたことだった。4時までやるらしいと通りがかりに方がおっしゃっていたが、それは時間がかかりそうだった。
皆さん熱心だなと感心してしまった。
私はほどほどで切り上げて、駅に戻り、特急で最寄り駅に。と言ってもねすごしてまたもや次の駅から戻ることになった。
家に帰って、ザックの中身を全部出して、何か柔らかいものがあるけど、何処かしら?と思ってよくよく見たら、外側のボケッと部分の底に、まんじゅうかなと思う柔らかいものが二つ出てきて、なんとそれがおいなりさんだった。茶色っぽい包みの印象だったが、白い紙に包まれてビニールに入っていた。落ちていたとしても見つからなかったでしょう。
なかなか美味しかったが、あの時全部出して調べていたら、山で食べられたのに、残念でした!